園田競馬と姫路競馬の違いは?馬のレベルやタイム差・距離を解説【予想方法あり】

園田競馬と姫路競馬の違いは?馬のレベルやタイム差・距離を解説【予想方法あり】
山田 健太郎 この記事の監修者 山田 健太郎
   

競馬歴30年。地方競馬新聞記者として10年間勤務。競馬情報サイトの編集長として5年間勤務。その後、フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始。

現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている。

ばんえい競馬も含めた地方競馬場は全国で15場あります。

その中で園田競馬は関西の代表と言ってよく、地方競馬を少しでも知っている人ならなじみがあるのではないでしょうか。

それに対して姫路競馬は、「そんな競馬場があったのか!」というくらいマイナーなイメージです。

園田競馬と姫路競馬はどちらも兵庫県競馬組合が運営していて、馬や騎手は同じメンバーで行われています。

それにしては両競馬場の知名度の違いは大きく感じられますね。

一体何が違うのか、それぞれの競馬場の特徴や年間スケジュールなどを確認すれば見えてくるかもしれません。

園田競馬と姫路競馬の違いを徹底調査しました。

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目次

園田競馬と姫路競馬の違い

園田競馬と姫路競馬の違い

園田競馬と姫路競馬は、ライバルであり双子のような関係と言えます。

かつてはお互いの良いところを競いながら、また寄り添いながら共に発展してきました。

しかしレジャーの多様化による売上の減少で姫路競馬は2013年から開催されず、2019年までは園田競馬のみ開催されていたのです。

それがインターネット投票やナイター競馬による園田競馬の売上増により、2020年から姫路競馬は復活します。

園田競馬に救われた形の姫路競馬ですが、単独の開催だったらとっくに廃止になっていたことでしょう。

そんな園田競馬と姫路競馬の違いについて見ていきます。

馬のレベルはほぼ同じ

園田競馬と姫路競馬は、兵庫県競馬組合が運営しているため、どちらも同じ所属馬が走ります。

しかし2024年現在JRAとの交流重賞など主要レースはほぼ園田競馬で行われるため、上位クラスの馬が姫路競馬を走ることはめったにありません。

2020年に再開した姫路競馬が、今後どのような番組構成になっていくのか注目です。

タイム差は約1秒

それぞれの競馬場の走破タイムを比べてみましょう。

同距離のタイムをみると、園田競馬は姫路競馬より1秒速い傾向があります。

コース形態も影響していると考えられますが、一番の理由は砂厚ではないでしょうか。

例えば内ラチから3m地点では園田競馬が12cm、姫路競馬が13cmで1cmの差があるのです。

砂質が同じで1cmも厚さが違えば、脚抜けの良し悪しに繋がります。

姫路競馬はスピードがあるだけでは勝てない馬場と言えますね。

開催が少ない姫路競馬

2020年に復活したとはいえ、姫路競馬は園田競馬に比べて開催日数が少ないです。

2024年の開催日数を一覧にします。

園田日数姫路日数
1月6日9日
2月14日
3月7日3日
4月14日
5月15日
6月12日
7月13日
8月14日
9月12日
10月15日
11月13日
12月15日
合計136日26日

このように姫路は冬場しか開催されておらず、まだまだ園田とは差があるのです。

2024年の現時点では、園田競馬の方が売上を伸ばしやすいことが要因だと思われます。

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勝負の園田・のどかな姫路

園田競馬は場内に入ると勝負の気配が濃厚で、競馬をやりにきたという気分が盛り上がります。

一方の姫路競馬はのどかで、競馬よりも日向ぼっこが似合いそうな雰囲気です。

主催者は今後、両競馬場をどのような方向にもっていくのでしょうか。

もちろん売上アップが第一の使命でしょうが、姫路競馬ののんびりした雰囲気も捨てがたいと感じます。

園田競馬はナイターを実施

園田競馬が売上を復活させた理由の一つに、ナイター競馬の実施があります。

「金曜の夜は園田のナイター競馬」というのが定着したこと、さらにその馬券をインターネットで全国どこからでも買えるようになったのが大きいです。

今後もこの傾向は続きそうで、その売上がさらなるファンサービスに還元されると良いですね。

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姫路競馬場の方が直線が長い

意外に感じるかもしれませんが、姫路競馬場の方が園田競馬場より1周距離も直線距離も長く作られています。

競馬場1周距離直線距離
園田1051m213m
姫路1200m230m

違いは園田競馬場がスパイラルカーブを採用しているのに対し、姫路競馬場は平坦で急なカーブということです。

姫路競馬場は他の地方競馬場と同等の作りなので、もっと重賞が行われてもいいように感じます。

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園田競馬と姫路競馬の距離の違い

園田競馬と姫路競馬の距離の違い

園田競馬と姫路競馬で行われるレースの距離の違いはあるのでしょうか。

それぞれの距離を一覧にしてみます。

園田競馬
820m
1230m
1400m
1700m
1870m
2400m
姫路競馬
800m
1400m
1500m
1800m
2000m

園田競馬は1周が1051mと中途半端なためスタート地点の設定が難しく、レースの距離も1230mなど独特です。

それに対し姫路競馬は中央競馬のようにきっちりした距離で、これだけみるとこちらが主力競馬場のように感じますね。

またどちらの競馬場も1400m戦が多いのが特徴です。

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園田競馬と姫路競馬の予想方法の違い

園田競馬と姫路競馬の予想方法の違い

様々な違いがある園田競馬と姫路競馬ですが、予想方法も違うのでしょうか。

ここでは過去の実績から、両競馬をどのように予想したらいいのかを紹介します。

姫路競馬は2・3番人気が狙い目

園田競馬と姫路競馬の馬の人気別勝率を見ると、若干の違いがあることがわかります。

競馬場1番人気
勝率
2番人気
勝率
3番人気
勝率
園田46.4%20.9%12.2%
姫路44.6%21.7%15.4%

このように園田競馬では1番人気馬の勝率が高く、姫路競馬は2番・3番人気の勝率が高い傾向です。

そのため姫路競馬では2番・3番人気馬を重視して、それらの1着固定三連単が狙い目となります。

姫路競馬は園田競馬より力が必要

姫路競馬は園田競馬より1cmほど砂が深いこともあり、力が必要な馬場と言えます。

そのため姫路競馬を予想する際は、園田の実績だけを見ていては危険です。

園田でうまく立ち回って逃げ切ったとしても、砂の深い姫路では最後に失速する可能性があるのです。

またスパイラルカーブときついカーブという違いもあります。

姫路競馬は姫路で強い、力のある馬を狙うようにしましょう。

園田も姫路も3人の騎手が強い

地方競馬は騎手の腕がレース結果に大きく影響しますが、園田競馬と姫路競馬ではどうなのでしょうか。

両競馬で違いがあると予想に変化が付けられるのですが、どちらも吉村・下原・廣瀬の3騎手が安定した成績を収めています。

この3人に共通しているのは、1着が無理だとわかると無理せずに2・3着を確保しにくるということです。

そのため馬券は、2着か3着に固定した三連単フォーメーションに妙味があります。

園田・姫路では頼れる3人の騎手に注目してください。

園田競馬と姫路競馬の違い:まとめ

園田競馬と姫路競馬の違い:まとめ

園田競馬と姫路競馬の違いについて解説しました。

岩手競馬の盛岡と水沢もそうですが、2場を運営しているところはどちらか一方に力を入れる傾向があります。

兵庫県競馬組合も圧倒的に園田競馬に力を入れていますが、コース形態や距離はむしろ姫路競馬がオーソドックスで他場と交流しやすい印象です。

そんなところを上手く活用できれば、両競馬場はますます発展するのではないでしょうか。

園田競馬と姫路競馬の今後の展開に注目していきたいですね。

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この記事を書いた人

競馬は奥深いギャンブルであり、楽しみ方は人それぞれです。私は、競馬ファン一人ひとりの楽しみ方に寄り添い、競馬の魅力を伝える記事を執筆していきたいと思っています。

<略歴>
・地方競馬新聞記者として10年間勤務
・競馬情報サイトの編集長として5年間勤務
・フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始
・現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている

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