皐月賞2025の有力馬とオッズを予想!過去10年分のデータからレース結果を完全予測

皐月賞2025の有力馬とオッズを予想!過去10年分のデータからレース結果を完全予測
山田 健太郎 この記事の監修者 山田 健太郎
   

競馬歴30年。地方競馬新聞記者として10年間勤務。競馬情報サイトの編集長として5年間勤務。その後、フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始。

現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている。

2025年の皐月賞がいよいよ開催を迎えようとしています。

今年の皐月賞も例年通り各路線からハイレベルな素質馬が参戦し、混戦漂う一戦となるでしょう。

本記事では、今年の有力馬を紹介したうえで、過去10年のデータや傾向から導き出した好走のポイント、さらには危険なデータまで解説します。

少しでも多くの人に役立つ情報をまとめましたので、皐月賞を当てたいという方はぜひ参考にしてください。

目次

皐月賞2025の有力馬とオッズ予想

皐月賞2025の有力馬とオッズ予想

皐月賞はクラシック最初のレースということで、これまで各路線で実績を積んだ馬が多数参戦します。

今年もこれまでの重賞競走を経て賞金を加算した馬が、クラシックの舞台に踏み入れようとしていますよ。

最初に、出馬を表明している馬の中から、特に注目株になりそうな馬を、5頭紹介します。

クロワデュノール(想定オッズ2.2倍)

出典:JRA公式チャンネル
性齢牡3
キタサンブラック
ライジングクロス
母の父Cape Cross
生涯成績3戦3勝
主な重賞勝ち鞍ホープフルステークス(GⅠ) 2024年
東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ) 2024年

今年の注目株は3戦3勝のクロワデュノールです。

デビュー戦は3番人気でしたが、好位から突き抜けて優勝し、続く東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)は超スロー展開で前有利でした。

前走から半年ぶりで馬体重もプラス24キロと大幅に増加させながらも、上がり最速33秒3の末脚を使って優勝しました。

前走ホープフルステークス(GⅠ)においては、中団外目に位置を付けながら脚を溜め、3コーナー辺りでペースを引き上げ、最後まで脚を伸ばして勝利しています。

このホープフルステークスは早めにペースが引きあがりましたが、早くに動いたほかの馬が総じて失速する中、1頭だけ突き抜けていたのは、ポテンシャルの高さの表れでしょう。

また、ホープフルステークスは皐月賞と全く同じ中山芝2,000mの舞台なので、同コースを勝利しているのも心強いです。

今回はぶっつけとなりますが、東京スポーツ杯2歳ステークスも休み明けで勝利していることから鉄砲も利きますし、ここでのパフォーマンスにも期待したいです。

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サトノシャイニング(想定オッズ7.9倍)

出典:JRA公式チャンネル
性齢牡3
キズナ
スウィーティーガール
母の父Star Dabbler
生涯成績3戦2勝
主な重賞勝ち鞍きさらぎ賞(GⅢ) 2025年

サトノシャイニングは今年のきさらぎ賞(GⅢ)の勝ち馬です。

クロワデュノールが勝利した東京スポーツ杯2歳ステークス(GⅡ)で2着入りしたこともあって、きさらぎ賞では1番人気で出走しました。

道中は行きたがりながらも上手く折り合って中団で脚を溜め、3コーナー通過辺りで大外に回しながら、直線では1頭だけ突き抜けて2着のリンクスティップに3馬身差の圧勝だったのです。

この日のきさらぎ賞は稍重の京都で開催されましたが、上がり3ハロンタイムを個別に見てみると、「3F12秒3-2F11秒2-1F11秒6」で、タフな馬場でもスパートを決めて勝ち切りました。

皐月賞の舞台である中山芝2,000mは初めての挑戦となりますが、終いの伸びは見事でしたし、直線の短い中山でかみ合う可能性も高いです。

今年の有力株であるクロワデュノールには東京スポーツ杯2歳ステークスで敗れましたが、きさらぎ賞の内容を見る限りポテンシャルには期待できるので、リベンジできるか注目したいです。

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エリキング(想定オッズ9.0倍)

出典:JRA公式チャンネル
性齢牡3
キズナ
ヤングスター
母の父High Chaparral
生涯成績3戦3勝
主な重賞勝ち鞍京都2歳ステークス(GⅢ) 2024年

昨年の京都2歳ステークス(GⅢ)を勝利したエリキングもクロワデュノールと同じく、3戦3勝の無敗馬です。

デビューから3戦はいずれも先行競馬で結果を残しており、特に芝2,000mも2回走って2勝しています。

勝利した前走の京都2歳ステークスはスローペースで前有利の展開でした。

そして、終い3ハロンタイムが「3F11秒6-2F11秒5-1F11秒4」なので、端的にいうとスローからの上がり3F勝負です。

その中で中団の外目を付けながら促されて、残り1ハロンで一気に初めて勝利しました。

加速に時間がかかったものの、最高速度に達してからのキレは見事でしたし、力強い走りを見せています。

今回は皐月賞へぶっつけとなりますが、これまで間隔を空けて使われているので休み明けも問題ないでしょう。

ただ、この3戦はすべて10頭以下の開催だったので、間違いなく多頭数開催(18頭立て)となる今回、混戦でどこまでやれるかがポイントとなりそうです。

ファウストラーゼン(想定オッズ12.4倍)

出典:JRA公式チャンネル
性齢牡3
モズアスコット
ペイシャフェリス
母の父スペシャルウィーク
生涯成績4戦2勝
主な重賞勝ち鞍弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ) 2025年

今年の弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)でまくりから突き抜けたのがファウストラーゼンです。

昨年のホープフルステークス(GⅠ)は17番人気の低評価で、しかも後ろからの競馬となりました。

しかし前半1,000m通過タイム61秒4のスローを見抜いた杉原誠人騎手が早めにまくり、そのまま粘って3着入りしました。

前走弥生賞ディープインパクト記念は平均ペースでしたが、ここでもまくりを決めて一気にペースが速くなります。

上がり3ハロン37秒2が示しているように、消耗戦で苦しくなってもおかしくない中、最後まで粘り切って優勝しました。

弥生賞ディープインパクト記念はタフな舞台でしたが、その中でロングスプリントを決め、他馬を蓋するように前に付けながら押し切っており、人馬ともに非常に強い競馬を見せています。

また、好走したホープフルステークスと弥生賞ディープインパクト記念はどちらも皐月賞と同じ中山芝2,000mなので、コース適性も証明することができました。

クラシックの舞台で、3度目のまくりが成功するのか、注目したいです。

ピコチャンブラック(想定オッズ14.0倍)

出典:JRA公式チャンネル
性齢牡3
キタサンブラック
トランプクイーン
母の父ネオユニヴァース
生涯成績4戦2勝
主な重賞勝ち鞍スプリングステークス(GⅡ) 2025年

キタサンブラック産駒であるピコチャンブラックは今年のスプリングステークス(GⅡ)の勝ち馬です。

可愛らしいネーミングに反して、新馬戦から力のある競馬を見せていたこともあり、昨年のホープフルステークス(GⅠ)では3番人気に支持されていました。

にもかかわらず、仕掛けるタイミングが遅れてスピードに乗ることができず、13着に沈んでしまいました。

前走のスプリングステークスは雨の重馬場条件下の中、好スタートを切って3番手の位置を確保します。

向こう正面で他馬がペースを引き上げると同時にピコチャンブラックもペースを引き上げ、その後も勢いを落とすことなくゴールまで突き抜けました。

ホープフルステークスの時とは違って、要所で動くことができましたし、一度スピードに乗ってしまえばあとは持ち前のポテンシャルをフルに発揮して力強い競馬で勝利しています。

この勝利により、父キタサンブラック、祖母ブラックタイドと並んで、親子3代スプリングステークス制覇を成し遂げました。

皐月賞は現段階でトップクラスの馬が集結しますが、出し切れればピコチャンブラックも太刀打ちできるだけの力を秘めているので、仕掛けどころに集中して競馬を行ってもらいたいです。

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皐月賞2025の出走馬・騎手情報

皐月賞2025の出走馬・騎手情報

皐月賞2025を予想するにあたり、出走馬と騎手情報も、知っておきましょう。

出走予定馬想定騎手
アスクシュタイン未定
アロヒアリイ横山和生
エリキング未定
カラマティアノス未定
キングスコール未定
クロワデュノール北村友一
サトノシャイニング西村淳也
ジュタ未定
ジョバンニ松山弘平
ジーティーアダマン未定
ドラゴンブースト丹内祐次
ニシノエージェント津村明秀
ピコチャンブラック未定
ファウストラーゼン杉原誠人
フクノブルーレイク松岡正海
マジックサンズ佐々木大輔
マスカレードボール未定
ミュージアムマイル未定
ローランドバローズ未定
2025年3月28日の情報です。

皐月賞2025の開催情報

皐月賞2025の開催情報

皐月賞2025の開催情報は、以下の通りです。

開催日4月20日(日)
開催時間15時40分
開催レース11レース
開催場所中山競馬場
格付けGⅠ
出走条件3歳牡・牝
負担重量定量(牡馬57kg・牝馬55kg)
1着賞金2億円

皐月賞2025の概要

皐月賞は、毎年4月に中山競馬場の芝2,000mで開催されるクラシックレースです。

日本のクラシックレースは「皐月賞・日本ダービー・菊花賞・桜花賞・オークス」の5競走がありますが、このうち牡馬が出走できるのは皐月賞と日本ダービー、そして菊花賞です。

3歳牡馬クラシック三冠の初戦に位置付けられているレースで、これまで各重賞で実績を重ねた馬が集結します。

なお、皐月賞は昔から「最も速い馬が勝つ」と言われていますが、舞台となる中山芝2,000mはスタンド前の急な上り坂を2度駆け上がるため、スピードだけではなく、スタミナやパワーも問われやすいです。

多彩な能力が求められる舞台となっているため、4月の段階でどこまで仕上がりつつあるかが重要です。

なお、皐月賞で結果を残した馬はクラシック2戦目にあたる日本ダービーでも有力紙される傾向があるため、未来のスターホースを選定する上でも重要なレースといえるでしょう。

全ての競馬関係者のみならず、競馬ファンにとっても重要なレースなのです。

S皐月賞2025のコース「中山芝2,000m」の特徴

中山芝2,000mは皐月賞だけではなく、ホープフルステークス(GⅠ)や弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ)、京成杯(GⅢ)など、2~3歳馬限定競走の舞台で使用されるコースです。

スタート地点は4コーナーの出口付近で、最初の1コーナーまでは、約405mと長いです。

中山競馬場は小回りコースなので、先行争いが激しくなりそうですが、直線にある上り坂を駆け上がる構造上、そこまでペースは速くなりません。

スタンド前直線半ばから2コーナー入り口まで急な上り傾斜を駆け上がり、そこから向こう正面半ばまで一気に下り傾斜となるため、折り合いが難しいです。

残り3ハロンの標識は3コーナーに存在し、最後の直線は約310mです。

直線上にある急坂を再び駆け上がり、各馬はゴールを目指します。

出典:JRA公式ホームページ

中山芝2,000mは小回りで高低差が大きなコースなので、非常に癖が強いです。

そのため、どれだけ実力があったとしても、適性がなければ崩れてしまう傾向も珍しくありません。

直線上の急坂を2度駆け上がるため、スピードだけではなく、中~長距離実績やスタミナ、パワーが求められます。

皐月賞過去10年の結果と配当

皐月賞過去10年の結果と配当

過去10年間のレース結果と配当は、以下の通りです。

年度馬番着順馬名人気
2024
13ジャスティンミラノ2
12コスモキュランダ7
8ジャンタルマンタル3
2023
11ソールオリエンス2
142タスティエーラ5
73ファントムシーフ1
2022
141ジオグリフ5
182イクイノックス3
123ドウデュース1
2021
稍重
71エフフォーリア2
132タイトルホルダー8
33ステラヴェローチェ6
2020
稍重
11コントレイル1
72サリオス3
163ガロアクリーク8
2019
121サートゥルナーリア1
72ヴェロックス4
43ダノンキングリー3
2018
稍重
71エポカドーロ7
142サンリヴァル9
103ジェネラーレウーノ8
2017
111アルアイン9
72ペルシアンナイト4
103ダンビュライト12
2016
181ディーマジェスティ8
32マカヒキ3
113サトノダイヤモンド1
2015
21ドゥラメンテ3
52リアルスティール2
73キタサンブラック4

皐月賞2025 過去10年の勝ち馬

年度勝ち馬全成績主な重賞実績騎手タイム
2024ジャスティンミラノ2-0-0-0共同通信杯(GⅢ)戸崎圭太1:57.1
2023ソールオリエンス2-0-0-0京成杯(GⅢ)横山武史2:00.6
2022ジオグリフ2-1-0-1札幌2歳S(GⅢ)福永祐一1:59.7
2021エフフォーリア3-0-0-0共同通信杯(GⅢ)横山武史2:00.6
2020コントレイル3-0-0-0ホープフルS(GⅠ)福永祐一2:00.7
2019サートゥルナーリア3-0-0-0ホープフルS(GⅠ)C.ルメール1:58.1
2018エポカドーロ2-1-1-0スプリングS(GⅡ)/2着戸崎圭太2:00.8
2017アルアイン3-0-0-1毎日杯(GⅢ)松山弘平1:57.8
2016ディーマジェスティ2-2-0-0共同通信杯(GⅢ)蛯名正義1:57.9
2015ドゥラメンテ2-2-0-0共同通信杯(GⅢ)/2着M.デムーロ1:58.2

皐月賞2025 過去10年の配当

年度単勝馬連馬単三連複三連単
20244803,5505,5705,94029,240
20235203,5105,5203,77024,780
20229103,5707,5404,19032,840
20213704,3005,51020,00082,320
20202706601,1209,15026,310
20191709501,1401,4804,390
20181,45012,88023,57053,410372,080
20172,2408,71020,720176,0301,064,360
20163,0906,22017,6806,00070,390
20154607901,5303,11012,360
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皐月賞過去10年のデータと傾向

皐月賞過去10年のデータと傾向

皐月賞は古くから開催されているレースなので、過去の蓄積データも豊富です。

2015年から2024年の過去10開催の皐月賞のデータから、傾向をまとめました。

皐月賞2025の脚質別成績

脚質成績勝率連対率複勝率
逃げ0-1-0-12/130.0%7.7%7.7%
先行4-5-4-24/3710.8%24.3%35.1%
差し5-3-5-58/717.0%11.3%18.3%
追込1-1-1-47/502.0%4.0%6.0%
まくり0-0-0-1/10.0%0.0%0.0%


もっとも好走率が高いのは先行馬で、次いで差し馬の活躍が目立っています。

逃げ馬はこれまで13頭が出走しましたが、馬券に絡んだのはのちの菊花賞馬であるタイトルホルダーのみでした。

追込も複勝率は6%しかないため、基本的には、先行馬と差し馬中心となりそうです。

皐月賞2025の人気別成績

人気成績勝率連対率複勝率
1番人気2-0-3-5/1020.0%20.0%50.0%
2番人気3-1-0-6/1030.0%40.0%40.0%
3番人気1-3-2-4/1010.0%40.0%60.0%
4~6番人気1-3-2-24/303.3%13.3%20.0%
7~9番人気3-3-2-22/3010.0%20.0%26.7%
10番人気以下0-0-1-81/820.0%0.0%1.2%


馬券に絡んだ30頭のうちの15頭が1~3番人気なので上位人気馬優勢ですが、4~6番人気や7~9番人気の馬もたびたび馬券に絡んでいるため、穴馬にも警戒したいです。

ただし、10番人気以下で馬券に絡んだのは2017年のダンビュライトだけなので、あまりにも人気を落としている馬は、度外視してしまっても良いかもしれません。

皐月賞2025の枠番別成績

枠番成績勝率連対率複勝率
1枠2-0-0-17/1910.5%10.5%10.5%
2枠1-1-2-16/205.0%10.0%20.0%
3枠0-1-0-19/200.0%5.0%5.0%
4枠2-3-3-12/2010.0%25.0%40.0%
5枠0-0-2-18/200.0%0.0%10.0%
6枠2-1-2-15/2010.0%15.0%25.0%
7枠2-3-0-22/277.4%18.5%18.5%
8枠1-1-1-23/263.8%7.7%11.5%

4枠だけとびぬけて複勝率が高いです。

それ以外のは内枠も外枠も好走しており、大きな差はありませんでした。

4枠に入った馬は当たりと見て良いでしょう。

皐月賞2025の血統別成績

種牡馬成績勝率連対率複勝率
ディープインパクト3-2-2-21/2810.7%17.9%25.0%
キタサンブラック1-1-0-0/250.0%100.0%100.0%
ロードカナロア1-0-0-6/714.3%14.3%14.3%
キングカメハメハ1-0-0-7/812.5%12.5%12.5%
キズナ1-0-0-5/616.7%16.7%16.7%
エピファネイア1-0-0-4/520.0%20.0%20.0%
オルフェーヴル1-0-0-3/425.0%25.0%25.0%
ドレフォン1-0-0-2/333.3%33.3%33.3%
ハーツクライ0-1-1-14/160.0%6.3%12.5%
ハービンジャー0-1-1-6/80.0%12.5%25.0%

配当妙味が最も高い種牡馬は、キタサンブラック産駒です。

これまで2頭が出走し、連対率100%の安定感がありました。今年の出走予定馬の中ではクロワデュノールやピコチャンブラックが該当しています。

それ以外の産駒の中ではオルフェーヴル産駒やドレフォン産駒といったパワータイプの活躍も見られました。

皐月賞2025のステップ別成績

ステップ成績勝率連対率複勝率
共同通信杯5-0-4-12/2123.8%23.8%42.9%
ホープフルS2-0-0-3/540.0%40.0%40.0%
スプリングS1-1-2-32/362.8%5.6%11.1%
京成杯1-0-1-5/714.3%14.3%28.6%
毎日杯1-0-0-6/714.3%14.3%14.3%
弥生賞DI記念0-5-2-32/390.0%12.8%17.9%
若葉S0-1-0-9/100.0%10.0%10.0%
朝日杯FS0-1-0-2/30.0%33.3%33.3%
東スポ杯2歳S0-1-0-0/10.0%100.0%100.0%
アーリントンC0-1-0-0/10.0%100.0%100.0%

最も優勢だったのは前走が共同通信杯の馬でした。

共同通信杯組は過去10年で5頭の勝ち馬が出ており、非常に優秀です。今年の出走予定馬でみると、マスカレードボールやカラマティアノスが該当します。

また、ホープフルステークスからぶっつけで挑んだ馬も2頭の勝ち馬が出ていました。有力候補のクロワデュノールが該当しています。

皐月賞2025を予想する際に重視すべきポイント

皐月賞2025を予想する際に重視すべきポイント

皐月賞を的中する上で大切なのは、過去の傾向や好走条件を理解することです。

ここからは、過去10年の皐月賞の結果から、予想で役立つポイントを7つ紹介します。

重賞馬が中心

過去10年の皐月賞で馬券に絡んだ25頭がこれまでに重賞レースを勝利していました。

特に2020年以降の5開催で馬券に絡んだ15頭はすべて重賞馬です。

皐月賞は世代最初の頂上決戦ということで、実績のある馬が多数参戦しますが、その中でもこれまでに重賞の舞台で強い相手に勝利した馬が優勢傾向にありました。

皐月賞では、重賞馬を評価したいです。

鞍上にクラシック勝利経験がある

年度勝ち馬騎手過去のクラシック勝利実績
2024ジャスティンミラノ戸崎圭太皐月賞2018
2023ソールオリエンス横山武史皐月賞2023
2022ジオグリフ福永祐一日本ダービー2018
2021エフフォーリア横山武史なし
2020コントレイル福永祐一菊花賞2013
2019サートゥルナーリアC.ルメール日本ダービー2017
2018エポカドーロ戸崎圭太なし
2017アルアイン松山弘平なし
2016ディーマジェスティ蛯名正義菊花賞2001
2015ドゥラメンテM.デムーロ日本ダービー2003

過去10年の皐月賞の勝利騎手7名が、これまでにクラシックレース(皐月賞・日本ダービー・菊花賞・桜花賞・オークス)を勝利していました。

皐月賞を勝利するには鞍上のクラシック実績が問われやすいです。

なお、2023年の横山武史騎手と2024年の戸崎圭太騎手は過去10年内の皐月賞で初めてのクラシックタイトルを手にしています。

前走2着以内に入線している馬

前走着順成績勝率連対率複勝率
1~2着10-9-8-85/1128.9%17.0%24.1%
3着以下0-1-2-570.0%1.7%5.0%

過去10年の皐月賞で馬券に絡んだ27頭が前走レースで1~2着に入線していました。

前走3着以下だった馬は、これまで60頭が出走していましたが、勝利はなく、2着までとなっています。

前走3着馬は複勝率も5%しかないので好走は厳しいものがありました。

皐月賞は抜けた馬が不在になりがちなので予想が難しいですが、予想で悩んだときは前走着順を参考にしてみるのも良いかもしれません。

キャリア2~5戦馬

キャリア成績勝率連対率複勝率
2戦2-1-0-8/1118.2%27.3%27.3%
3戦3-4-3-21/319.7%22.6%32.3%
4戦4-2-6-42/547.4%11.1%22.2%
5戦1-2-1-28/323.1%9.4%12.5%
6戦以上0-1-0-41/420.0%2.4%2.4%

過去10年の皐月賞で馬券に絡んだ29頭がキャリア2~5戦の馬でした。

キャリア6戦以上の馬はこれまで42頭が出走しましたが、馬券に絡んだ馬は1頭しかいません。

この時期の3歳馬は、少ない戦績で重賞を制覇した馬もおれば、キャリアを重ねて収得賞金を積み重ねた馬もいます。

しかしながら、少ないキャリアで実績を残した馬のほうが圧倒的に結果を残していたので、あまりにもレース数が多い馬は評価を下げても良いでしょう。

前走重賞レースで1番人気に支持された馬

過去10年の皐月賞の好走馬を見てみると、前走重賞レースで1番人気に支持された馬の活躍が目立ちました。

また、前走重賞で1番人気であれば、皐月賞で人気を落としていても好走事例が目立っています。

例えば、2017年に2着入線したペルシアンナイト(4番人気)や2018年のジェネラーレウーノ(8番人気)、2020年のガロアクリーク(8番人気)が該当していました。

穴馬を予想する際は前走レースのグレードと人気にも注目してみると良いでしょう。

弥生賞ディープインパクト記念出走の上位人気馬

年度馬名前走着順皐月賞の人気皐月賞の着順
2022ドウデュース213
2020サトノフラッグ125
2018ワグネリアン217
2016リオンディーズ225
2016マカヒキ132
2015サトノクラウン116

過去10年の皐月賞で前走弥生賞ディープインパクト記念に出走し、1~3番人気に支持された馬は8頭いましたが、成績は【0-1-1-6】でした。

馬券に絡んだ2頭はのちのダービー馬である2016年のマカヒキと2022年のドウデュースでしたが、皐月賞では人気以上に着順を落としています。

それ以外の馬を見ても、弥生賞ディープインパクト記念で結果を残し、皐月賞で人気を集めたサトノクラウンやワグネリアンはそろって皐月賞で崩れていました。

前走が、弥生賞ディープインパクト記念の馬で人気を集めるようでしたら、疑ったほうが良いかもしれないです。

きさらぎ賞出走馬

過去10年の皐月賞で前走がきさらぎ賞だった馬はこれまでに8頭が出走していましたが、馬券に絡んだのは2016年のサトノダイヤモンドだけでした。

全体の数が少ないものの、ほとんどの馬が馬券外に沈んでいることから、きさらぎ賞組は皐月賞と相性が悪いです。

今年は有力視されているサトノシャイニングがきさらぎ賞から直行しますが、サトノダイヤモンドのように善戦できるか、注目したいです。

皐月賞2025の予想に使える動画【芸能人あり】

皐月賞2025の予想に使える動画【芸能人あり】

皐月賞の予想を行う上で、過去データだけではなく、YouTubeで活躍している芸能人や元騎手の予想動画も意外と参考になります。

競馬好きの著名人の予想は意外と参考になるものが多いですよ。

ここからは、競馬YouTuberの中から特に知名度の高い人を3名紹介します。

粗品

出典;粗品 Official Channel

お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さんは、競馬好き芸人として知られています。

これまで、自身のYouTubeチャンネルでは重賞レースを中心に、真剣かつ独特な切り口で予想を展開していました。

ただし、粗品さんが本命にした馬はことごとく馬券外に沈むため、巷では「粗品の呪い」と呼ばれるようになりました。

造語ができるほどなので、なかなか馬券的中はありませんが、本命馬が着外に沈むことから、粗品さんが本命にした馬を切ることができる逆神として知名度を上げています。

アンカツ

出典:アンカッちゃんねる

元騎手の安藤勝己さん、通称アンカツさんは、引退後も競馬界で高い注目を集めています。

自身のYouTubeやXでは、現役時代の豊富な経験をもとに鋭い視点でレースを分析しており、GⅠレースを中心に展開の読みや馬場状態の影響など、プロならではの予想が魅力です。

皐月賞に限らず、どのレースでも「なるほど」と思わせる解説が多く、初心者にも理解しやすいと好評ですよ。

なお、アンカツさんの予想は自身のYouTubeチャンネルだけではなく、大手競馬情報サイトの「競馬ラボ」でも公開しているのでぜひ参考にしてみてください。

細江純子

出典;フジテレビみんなのKEIBA

JRAの初代女性騎手であり、現在は競馬評論家としても活動している細江純子さんは、テレビやYouTubeなどでレース展望をわかりやすく解説しています。

特に注目馬の調教やパドックの見方など、一般の予想家とは違う元騎手ならではの予想が見どころです。

過去には桜花賞や天皇賞などのG1予想も行っており、皐月賞に関する見解が投稿される可能性も高いです。

細江さんの解説は初心者にも分かりやすく、競馬をより深く楽しみたい方におすすめですよ。

なお、細江さんは自身のYouTubeチャンネルを持っていません。フジテレビ系列で日曜日の15時から放送する「みんなのKEIBA」のレギュラーメンバーなので、放送が見れる方はテレビで細江さんの予想をチェックしてみてください。

【皐月賞予想2025】馬の達人が推奨する馬はクロワデュノール

【皐月賞予想2025】馬の達人が推奨する馬はクロワデュノール

今回は皐月賞2025について解説しました。

これまでの情報を踏まえた上で、馬の達人が推奨したいのはズバリ「クロワデュノール」です!

これまで3戦3勝の無敗馬で、ホープフルステークスでも極めて高いパフォーマンスで優勝しました。

レースセンスも抜群ですし、いかにもクラシック向きの馬といえるでしょう。

北村友一騎手とのコンビで、人馬ともに初クラシック制覇を成し遂げてほしいです。

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この記事を書いた人

競馬は奥深いギャンブルであり、楽しみ方は人それぞれです。私は、競馬ファン一人ひとりの楽しみ方に寄り添い、競馬の魅力を伝える記事を執筆していきたいと思っています。

<略歴>
・地方競馬新聞記者として10年間勤務
・競馬情報サイトの編集長として5年間勤務
・フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始
・現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている

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