
競馬は読んで字のごとく「馬が競う」ものですが、その「馬」についてより詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。
たとえば犬にも、「柴犬」「ハスキー」「ゴールデンレトリバー」などの品種があるように、馬にも品種があります。
そして、現在レースで走っている馬の大半は「サラブレッド」と呼ばれる品種です。
本記事では、競馬におけるサラブレッドについて解説します。
併せて、サラブレッドにおける有名な系統も紹介するので、血統背景も踏まえてレースを楽しみたい方はぜひ参考にしてください。

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競馬におけるサラブレッドとは?

サラブレッドとは、端的にいってしまえば馬の品種のひとつです。
ただし、サラブレッドという品種の成り立ちには、人間が大きく関与しています。
馬はほかの動物と同様に、「シャイヤー」「マスタング」「アパルーサ」など、多くの品種が存在します。
それぞれの品種には「大きくなりやすい」「長寿で丈夫」などの異なった特徴が存在しますが、ことレースで走らせることを考えた場合、もっとも大事な特徴は「速く走れる」ことです。
その観点において注目されたのが、「サラブレッド」と呼ばれる品種なのです。
サラブレッドが速く走れる品種であることがわかると、人類はサラブレッド同士をかけあわせて、より能力の高い(=速く走れる)サラブレッドを生み出そうとしました。
サラブレッドの歴史は、人類が競走馬を改良してきた歴史でもあるのです。
その結果、現在のサラブレッドのおおまかな定義は、「連続8代にわたってサラブレッドが交配された馬」となっています。
現在のJRAではサラブレッド以外は走っていない
サラブレッドは「速く走る」点において、ほかの馬より優れた能力を有しています。
サラブレッドと競えるのは同じサラブレッドだけであり、ほかの馬では太刀打ちできません。
スポーツで「条件なしの自由参加」という枠の大会があったとしても、上位に来るのは結局のところ、そのスポーツの経験者や運動神経に自信のある人ばかりです。
そのため、現在のJRAでは、サラブレッド以外の馬は走っていません。
昔はアラブ品種の馬がレースに出ていたこともあるのですが、レース体系の紆余曲折を経て、現在はサラブレッドのみのレースとなっています。
ちなみに、地方のレースではまだアラブ種などの出走自体は可能で、年に数頭はサラブレッド以外の生産も行われているようです。
ただし、実際にアラブ種の馬がレースに出走しているケースがほぼないことを考えると、サラブレッド以外の馬がレースに出るのはとても難しいことなのでしょう。

ばんえい競馬ではサラブレッド以外の馬が走っている
日本の競馬はJRAが開催する中央競馬が中心ですが、北海道には「ばんえい競馬」と呼ばれる競馬が存在します。
鉄そりを引いた馬が障害を越えながらゴールを目指すレースが行われており、これはJRAで行われているレース形態とは大きく異なります。
重いそりを引いたり障害を越えたりするために必要な能力は、サラブレッドが秀でている「速さ」ではなく、「パワー」と「持久力」です。
そのため、ばんえい競馬で走っている馬は、ペルシュロン種・ブルトン種・ベルジアン種という3つの品種をベースに改良を重ねられた「ばん馬」という馬です。
外見もサラブレッドとは大きく異なり、サラブレッドが四肢が伸びやかなスラッとした体形なのに対して、ばん馬は丸太のような脚がしっかりと体を支える、ずっしりとした体形になっています。
レースで求められる能力が異なることによって、馬を改良する際の方向性も変わっていくことの好例といえるでしょう。

人間に対して用いられる場合の意味や使い方
馬の品種のひとつである「サラブレッド」ですが、我々の生活の中である意味で慣用句的に用いられることもあります。
サラブレッドは改良に改良を重ねられた血統であることから、血筋や生まれのよいことを「サラブレッド」と称する場合があります。
たとえば、現在自民党に在籍している小泉進次郎氏が「政界のサラブレッド」といわれているのを、聞いたことがある方もいるはずです。
これは、小泉進次郎氏の父親が元内閣総理大臣の小泉純一郎氏であることに由来しています。
サラブレッドを本来の意味でしか知らなければ、会話の中で突然「サラブレッド」といわれても意味がわからないと思いますので、ぜひ慣用句的な用法を把握しておきましょう。

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競馬のサラブレッドにおける有名な3大始祖

競馬では血統が大きな役割を果たし、G1やG2といった重賞馬の父や母父を見てみると、ディープインパクトやドゥラメンテなど、少し前のG1馬の名前を数多く見つけることができます。
さらに、ディープインパクトやドゥラメンテの父や母父を、たどって見つけた馬の父や母父をどんどんたどっていってみましょう。
そうすると、現在レースで走っているサラブレッドの血統はすべて3頭の馬に集約され、その3頭はサラブレッドの「3大始祖」とも呼ばれます。
サラブレッドの3大始祖とも呼ばれる3頭の馬について、詳しく解説します。
ダーレーアラビアン
ダーレーアラビアンは、推定西暦1700年生まれの馬です。
オスマン=トルコに駐在していたイギリス領事のトマス・ダーレーという人物が、アラブの族長から買い取ったといわれています。
ダーレーアラビアン自体の競走能力は詳しくわかっているわけではありませんが、ダーレーアラビアンから5代目にあたる馬にエクリプスという馬がいます。
このエクリプスが26戦全勝という驚異の成績を残すだけでなく、種牡馬としても多くの名馬を輩出したことで、ダーレーアラビアンの血統に対する注目度は一躍高まりました。
エクリプスの子孫にあたるセントサイモンやネアルコ、リボーなどは現在のサラブレッドの血統を考えるにあたって避けては通れません。
日本競馬界への影響の観点では、日本のサラブレッド勢力図を一気に塗り替えたサンデーサイレンスがダーレーアラビアンの系譜です。
また、サンデーサイレンスとリーディングサイアーを争ったブライアンズタイムやトニービンなども、血統の奥底にダーレーアラビアンの血を有しています。
現在、世界における血統の占有率は90%を超えるほどで、3大始祖の中でもとくに影響力の大きな馬です。
ダーレーアラビアン系譜の有名な馬
世界の血統の9割以上にダーレーアラビアンの血が含まれることから、ダーレーアラビアン系譜の有名な馬に関しては、枚挙に暇がありません。
まず、社台グループが日本にもち込んで以降、日本の主流血統を脈々と築くことになったサンデーサイレンスですが、サンデーサイレンスの血をもつ有名な馬としては、以下のような馬が挙げられます。
- ディープインパクト
- オルフェーヴル
- サイレンススズカ
- コントレイル
- キタサンブラック
「日本近代競馬の結晶」とも呼ばれるディープインパクト、凱旋門賞で2度2着に入った三冠馬のオルフェーヴルなど、競馬をしたことがない方でも耳にしたことがあるであろう馬ばかりです。
また、コントレイルの父はそのディープインパクトであり、サンデーサイレンスの血統ひいてはダーレーアラビアンの血統が、今後もまだまだ続いていくことを予感させます。
さらに、キタサンブラックは競走馬としてG1を何勝もしているだけでなく、すでに種牡馬としてイクイノックスやクロワデュノールなどのG1馬も輩出しています。
サンデーサイレンスを父方にもたないダーレーアラビアン系譜の馬も多く、代表的な馬としては以下のような馬が挙げられるでしょう。
- オグリキャップ
- タマモクロス
- キングカメハメハ
- タニノギムレット
- アーモンドアイ
第二次競馬ブームの立役者となったオグリキャップ、そしてそのオグリキャップのライバルとして「葦毛対決」を繰り広げたタマモクロスなど、こちらもいずれ劣らぬ名馬ばかりです。
キングカメハメハとタニノギムレットの2頭のダービー馬は、生涯レース数こそ多くありませんが、今なお多くのファンの間で語られることの多い名馬です。
G1を9勝という歴史的な快挙を成し遂げたアーモンドアイは、つい先日イクイノックスとの子供を産んだばかりで、将来的なデビューが待ち遠しい方も多いでしょう。
今回挙げていない馬の中にも、有名な馬が数多くいますので、興味がある方はぜひ血統を調べてみてください。

ゴドルフィンアラビアン
ゴドルフィンアラビアンは、推定西暦1724年生まれの馬です。
モロッコ皇帝からフランスのルイ14世に献上された後、なぜかパリ市内で散水車をひく荷役をやっていたなど、真偽が不明な逸話が数多く残されています。
ダーレーアラビアン同様に、ゴドルフィンアラビアン自身の競走能力についてはわかっていませんが、ゴドルフィンアラビアンから3代目にあたる馬にマッチェムという馬がいます。
マッチェムはエクリプスのように際立った競走成績を残したわけではありませんが、種牡馬として数多くの名馬を残しました。
その結果、マッチェムの祖先であるゴドルフィンアラビアンがサラブレッドの3大始祖といわれるようになるほど、血統の広がりを見せるようになりました。
日本への血統の拡がりには、生涯成績21戦20勝でアメリカの歴史的な名馬の一頭といわれるマンノウォーが大きく関与しています。
マンノウォーを父にもつ「月友」は、日本ダービー馬を3頭も出すほどの成功を見せており、当時の日本競馬界に大きな足跡を残しました。
現在、父系としての月友の血は途絶えてしまっており、母系に月友の血が入っている馬が細々と産駒を残しています。
このように、ゴドルフィンアラビアンはサラブレッドの3大始祖の1頭でありながら、ダーレーアラビアンとは異なり存在感のある血統を残せていないのが現状です。
ゴドルフィンアラビアン系譜の有名な馬
ゴドルフィンアラビアン系譜の有名な馬としては、日本ダービー勝ち馬のクライムカイザーや、高松宮記念を勝ったサニングデール、桜花賞を制したタカエノカオリなどが挙げられます。
また、稀代の個性派として知られ、現在でも未だ破られていない「新潟1,000m:53秒7」の記録をもつカルストンライトオも、ゴドルフィンアラビアン系譜の馬です。
ただ、ダーレーアラビアンの系譜の馬と比べると絶対数が少なく、種牡馬として目立った成績を残している馬もほとんどいません。
そのため、数十年後には、ゴドルフィンアラビアン系譜の馬は目にすることはほとんどなくなっている可能性もあります。
バイアリーターク
バイアリータークは、推定西暦1680年生まれの馬です。
軍馬としては優秀だったようですが、種牡馬としては目立った産駒を残せずに消えかかっていた父系でした。
しかし、バイアリータークから5代目にあたるヘロドが、エクリプスと並ぶほど優秀な種牡馬成績を残したことで、その血は消滅の憂き目にあわずに済んだのです。
日本競馬界への影響としては、ヘロドを血統にもつパーソロンという馬が、日本競馬史上初の無敗の三冠馬であるシンボリルドルフを送り出しています。
シンボリルドルフは種牡馬として目立った成績を残せているわけではありませんが、ゴドルフィンアラビアンと比べると、その血の影響は日本競馬界にまだ残っているといえるでしょう。
バイアリーターク系譜の有名な馬
バイアリーターク系譜の有名な馬としては、先ほど名前を出したシンボリルドルフがまず挙げられます。
その他にも、シンボリルドルフと同じくパーソロンを父にもち、天皇賞を制したメジロアサマや、メジロアサマの孫で天皇賞春を連覇したメジロマックイーン、シンボリルドルフを父にもつ2冠馬トウカイテイオーなどがいます。
短距離~マイル路線のG1を賑わせた、ダイタクヘリオス・ダイタクヤマトの2頭もファンが多い馬です。
ただ、血統の継続性の観点からはゴドルフィンアラビアン同様に不安視されており、現在これといった代表種牡馬がいないのが現状です。
ファンの多い血統ゆえに、トウカイテイオーを父にもつクワイトファインという馬を種牡馬入りさせるプロジェクトも動いています。
血統を残すためには途方もない労力をかけなければなりませんが、うまくいけばバイアリータークの血を残すことに希望の灯が灯るので、その行く末を見守りたいところです。
サラブレッドは競馬で走る馬の品種の主流

サラブレッドは、人間による交配により「速く走る」という能力を極限まで磨かれてきた馬の品種です。
競走馬の能力には血統が大きく影響するので、競走馬や種牡馬として優れた成績を残す馬の血は、自然と多く残ることになります。
その結果、現在の競走馬のほぼ100%には、「3大始祖」と呼ばれる馬の血が入っています。
レースを見て馬券を買う方にとって、血統は予想の際に意識する要素のひとつでしかないかもしれません。
しかし、現在走っているサラブレッドの血統には、さまざまなドラマが詰め込まれています。
そういったことも意識しながらレース観戦をすることで、これまでになかった楽しみが生まれるかもしれませんね。

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