
競馬に限らずギャンブルをする方にとって、「プラス収支を達成できるかどうか」は重大な関心事のひとつでしょう。
参戦するレースをすべて当てることができればプラス収支も余裕でしょうが、さすがにそのようなことが不可能なのは明白です。
さらに、あまり意識することはないかもしれませんが、「控除率」もプラス収支の壁となる要素のひとつです。
競馬ビギナーの方であれば、そもそも「控除率」がなにかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、競馬の「控除率」について詳しく解説します。
併せて、控除率を踏まえて馬券で勝つためのポイントなども紹介するので、競馬でプラス収支を目指している方はぜひ参考にしてください。

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競馬の控除率とは?
競馬に限らず競輪やオートレースなど、いわゆる公営ギャンブルは特定の運営母体によって運営されています。
運営母体は慈善事業で競馬や競輪などを実施しているわけではなく、あくまでも事業として運営を行っています。
では、運営母体の利益はどこから生まれるかと聞かれれば、答えは「我々の賭けたお金」です。
公営ギャンブルでは、我々の賭けたお金から一定の金額が運営母体の取り分として引かれた後、残りの金額をもとにしてオッズが決まっています。
この、「運営母体に差し引かれる割合」が「控除率」です。
一方、「売上全体の中から我々に払戻金として還元される割合」のことを「還元率」といい、「控除率+還元率=100%」となります。


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競馬の券種による控除率の違い

競馬では単勝や馬連・3連単など、さまざまな種類の券種が発売されていますが、券種によって控除率(および還元率)は異なります。
JRAで発売されている券種ごとの控除率・還元率を以下に表でまとめました。
券種 | 控除率 | 還元率 |
単勝 | 20% | 80% |
複勝 | 20% | 80% |
枠連 | 22.5% | 77.5% |
馬連 | 22.5% | 77.5% |
馬単 | 25% | 75% |
ワイド | 22.5% | 77.5% |
3連複 | 25% | 75% |
3連単 | 27.5% | 72.5% |
WIN5 | 30% | 70% |
控除率は20%~30%の範囲に収まっていますが、3連単やWIN5といった高配当が狙いやすい券種ほど、控除率が高めに設定されていることがわかります。
「控除率=運営の儲け」なので、高配当を狙いやすい馬券は夢がありますが、基本的には分が悪い勝負を強いられていることになります。
控除率のことをまったく知らずに馬券を仕込んでいる方は、一度上表の控除率を踏まえたうえで、購入する券種を考え直してみてもよいかもしれません。

控除率は変更された
もともと、JRAで発売されている券種の控除率は一律25%(単勝と複勝は20%)でした。
しかし、2014年6月に制度の変更があり、馬券種ごとに異なる控除率が適用されるようになりました。
単勝・複勝や馬単を馬券のメインにしていた人にとってはとくに変わりありませんが、馬連やワイドが馬券のメインの方にとっては、控除率が低くなったため嬉しい変更だったでしょう。
一方、3連単の控除率は25%から27.5%に引き上げられたため、3連単を馬券のメインに据えている方にとっては以前よりも勝ちにくくなったことになります。
控除率が高い券種ばかり買っていると競馬では勝てない?
控除率が高い馬券と低い馬券を比べた場合、数学的な意味では控除率が高い馬券のほうが不利であることは間違いありません。
しかし、控除率がいくらであろうと、的中させなければ払い戻しを受けられないのはすべての馬券で共通しています。
単勝や複勝は的中しやすく控除率も低いですが、なかなか高配当にはなりにくいです。
一方、3連単やWIN5などは的中が難しいうえに控除率も高いですが、当たった場合は高配当になりやすいですし、100万円~の払い戻しを受けることも夢ではありません。
控除率は競馬の勝ち負けを考えるうえで大事な要素のひとつではありますが、結局のところ的中率とのバランスがカギを握ります。

JRAスーパープレミアムでは控除率が優遇される
JRAでは不定期に、「JRAスーパープレミアム」を実施しています。
JRAスーパープレミアムでは、すべての券種の払戻率を単勝や複勝と同じ80%まで引き上げてもらえるので、払戻金が少しお得です。
また、払戻率を80%まで引き上げたうえに、払戻金に売り上げ金額の5%相当が上乗せされる「JRAウルトラプレミアム」が実施されることもあります。
JRAウルトラプレミアムは、特定のレースのみに適用される場合もあれば、1日に行われるレースすべてに適用される場合もあります。
JRAスーパープレミアムやJRAウルトラプレミアムは、G1レースの開催に合わせて実施されることが多いので、G1のある日は有利な条件で勝負できるチャンスといえるでしょう。
JRA以外の控除率
ここまで説明してきた控除率はJRAで適用されているものですが、地方競馬や海外競馬では控除率が異なる場合があります。
JRA以外で設定されている控除率について、説明します。
地方競馬の控除率
地方競馬にはいくつもの競馬場がありますが、その中から代表してTCK(東京シティ競馬)と名古屋競馬の控除率を、以下に表でまとめました。
券種 | 控除率 | |
TCK | 名古屋競馬 | |
単勝 | 20% | 20% |
複勝 | 20% | 20% |
枠複 | 25% | 25% |
馬複 | 25% | 25% |
枠単 | 25% | – |
馬単 | 25% | 25% |
ワイド | 25% | 25% |
3連複 | 27.5% | 27.5% |
3連単 | 27.5% | 27.5% |
トリプル馬単 | 30% | – |
JRAとは少し券種が異なる部分もありますが、馬複(JRAにおいての馬連)や3連複の控除率は、TCKや名古屋競馬のほうが少し高めに設定されています。
純粋に馬券の収支のみを追い求めるのであれば、TCKや名古屋競馬よりもJRAで馬券を購入するほうが有利といえるでしょう。
海外競馬の控除率
競馬は日本のみで行われているわけではなく、海外でもさまざまな国で行われています。
ただし、国によっては競馬は行われているものの、日本からでは馬券が購入できない場合もあります。
日本からでも馬券が買える代表的な競馬開催地として香港および、アメリカのチャーチルダウンズ競馬場の控除率を以下に表でまとめました。
なお、それぞれの競馬開催地では、レースによって多少控除率が変動する場合がありますが、もっとも代表的な控除率を記載しています。
・香港
券種 | 控除率 |
馬番号単勝式 | 17.5% |
枠番号単勝式 | 17.5% |
複勝式 | 17.5% |
普通馬番号二連勝複式 | 17.5% |
拡大二連勝複式 | 17.5% |
二連勝単式 | 19.5% |
三連勝複式 | 19.5% |
三連勝単式 | 22% |
四連勝複式 | 25%+0.5% |
四連勝単式 | 25%+0.5% |
二重勝単勝式 | 17.5% |
三重勝単勝式 | 25% |
二重三連勝複式 | 25%+0.5% |
三重三連勝複式 | 25%+7.5% |
特別配当付き六重勝複勝式 | 25%+0.5% |
・チャーチルダウンズ競馬場
券種 | 控除率 |
単勝 | 17.5% |
複勝 | 17.5% |
馬単 | 22% |
3連単 | 22% |
3連複 | 22% |
3重勝 | 22% |
日本からでも海外競馬の馬券購入はできるものの、海外競馬を主戦場にしている方は決して多くないでしょう。
ただ、香港競馬では香港ヴァーズやクイーンエリザベス2世カップ、チャーチルダウンズ競馬場ではケンタッキーダービーなど、日本馬が出走する機会の多いG1が開催されることもあります。
そういった機会に日本馬の応援がてら海外競馬の馬券を購入するのであれば、控除率の低い馬券を中心に検討するのがよいかもしれません。
控除率を踏まえて馬券で勝つためのポイント

競馬の楽しみ方は人それぞれで、重賞だけを軽く購入する方や推しの馬がいるレースを中心に購入する方もいます。
中には、競馬場に行くこと自体を楽しみにしており、そのついでに馬券を購入する方もいるでしょう。
とはいえ、大半の方が「馬券で勝つこと」を目的にしていることは間違いないと思います。
控除率を踏まえたうえで馬券で勝つためのポイントを、以下で解説します。
控除率の低い券種を中心に購入する
すでに触れてきているように、控除率は「馬券購入に費やされた金額から運営母体が自らの利益のために差し引く金額の割合」です。
「控除率が高い=馬券購入者に還元される割合が低い」ことを意味するので、馬券を購入する立場にとっては、あまり望ましくありません。
馬券の購入スタンスは人それぞれですし、予想に用いるファクターによって回収率の向上に適した券種も異なるでしょう。
ただ、控除率の低い券種であればあるほど、的中したときに相対的にプラスになりやすいことは数学的な観点からは間違いありません。
回収率を重視するのであれば、単勝や複勝、馬連・ワイドといった控除率の低い券種を中心にして馬券を購入するのは、ひとつの方法といえそうです。
購入するレース数を絞る
競馬の勝負レースで負けてしまうと、「取り返すしかない!」と熱くなりがちです。
その結果、本来参戦する予定のなかったレースで馬券を仕込んでしまい、さらに負けがかさむ…といった経験をおもちの方は決して少なくないでしょう。
あくまでも数学的な観点から話を進めると、競馬が公営ギャンブルであり運営母体によって「控除率」が設定されている以上、馬券を購入することの期待値はマイナスにしかなりません。
そのため、馬券で勝とうと思えば、参戦するレースはなるべく絞るのが理想的です。
馬券購入資金として1万円があった場合、「1,000円×10レース」で購入するよりも、「2,000円×5レース」や「5,000円×2レース」で購入するほうが、収支の期待値はプラスになりやすいです。
もちろん、多くのレースで馬券を購入したほうがより競馬を楽しみやすいでしょう。
ただし、「競馬を楽しむ」という行為と「馬券で勝つ」という行為は相反するものになりやすいことを、念頭に置いておかなければなりません。
「購入するレースは1日につき5レースまで」などのように、自分なりにルールを決めて馬券を購入することで、結果として馬券で勝てる可能性が高くなるはずです。

競馬の予想サイトやブログを参考にする
競馬で計画的に勝とうと考える場合、出走馬の情報を集めたり過去のレース映像を見返したりしてレースごとの予想を行うことは、ほぼ必要不可欠です。
多くの競馬ファンが、自分なりの根拠をもとにして出走馬の取捨選択や優先順位付けを行って、馬券購入に反映させていることでしょう。
ただし、馬券購入の拠り所になる要素はとても多いです。
ザッと挙げるだけでも、血統、前走の内容、騎手、上がり3ハロンのタイムなどがあり、これらをすべて考慮して予想を行うには、時間がいくらあっても足りません。
そこで参考になるのが、競馬の予想を挙げているサイトやブログです。
そういったサイトやブログでは、さまざまな要素を取り入れて競馬予想を行っていますし、予想にかける時間や予想の精度も我々一般人を上回っているケースが多いです。
中には、自分にはない視点を取り入れて予想をしているところもあるでしょう。
競馬予想のサイトやブログで公開されている予想を参考にして馬券を購入することで、的中率の向上が期待できます。
予想が合う合わないは人によって異なるので、まずは自分にとってしっくりくる予想情報を探すことから始めなければなりません。
また、予想情報を無料で公開しているサイトやブログもあれば、登録料などの費用が必要なところもあります。
無料で閲覧できる情報を参考にするのが望ましいですが、費用が発生する可能性も念頭に置いておきましょう。
競馬では控除率を踏まえて馬券を購入することが大事

競馬は慈善事業で開催されているわけではなく、運営母体による事業として開催されています。
そのため、運営母体は馬券購入に費やされた費用から利益を得る必要があり、全体の金額からどれくらいを運営母体が差し引くかの割合を「控除率」といいます。
「控除率が高い=馬券購入者に還元される割合が低い」ということなので、控除率の高い馬券を中心に購入していると、馬券収支の期待値的にはマイナスになりやすいでしょう。
馬券の収支をプラスにすることだけが競馬の楽しみ方ではありませんが、多くの方にとってそれが大きな関心事になっていることは間違いありません。
中長期的に馬券収支をプラスにもっていきたいのであれば、控除率の低い単勝や複勝などを馬券の中心に据えることは、賢い方法といえそうです。
自分なりの馬券スタンスを決めて、競馬を楽しみましょう。

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