馬券の購入方法は、競馬場や場外馬券売り場で発券する「紙馬券」とインターネットで購入する「ネット馬券」の2種類が存在していますが、シェアの大半を占めているのがネット馬券です。
ネット馬券は馬券の売上全体の7割を占めていることから、多くの人に支持されています。
ネット馬券は一度でも登録手続きを行えば自宅や外出先など、全国どこからでも馬券を購入できる手軽さが最大の特徴です。
しかも、中央競馬だけではなく、地方競馬もスマホで簡単に購入することができるようになりました。
非常に便利なネット投票ですが、手続きを行わなければ利用できません。
そこで、当記事ではスマホを使って馬券を購入する方法について初心者向けにまとめています。
ネットで馬券を購入したい方はぜひ最後までご閲覧ください。
また、この記事で紹介するサービス以外にも、新クイーンカジノでも簡単にスマホからレースに賭けることができます。
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馬券の買い方講座①スマホで購入する方法は3種類
競馬におけるインターネット投票システムのことを「IPAT」と呼びます。
IPATはインターネット投票会員に付与される会員IDの総称です。
競馬のIPAT投票には大きく分けて下記3つのサービスが存在しています。
- 即PAT
- A-PAT
- JRAダイレクト
いずれもインターネットで購入できますが、それぞれサービス内容は異なります。
最初に、3つのインターネット投票サービスについて解説しますので、インターネット投票サービスにどういったものがあるのか気になる方はぜひご確認してください。
即PAT
最初に紹介する即PATは近年最も普及率の高い投票サービスです。
即PATは申し込みを行ったら即日利用できることが最大の特徴で、使いたいその日に利用可能です。
パソコンやスマートフォンどちらでも投票可能ですし、登録の際に指定されている銀行口座も大手都市銀行から有名なインターネットバンク、さらには全国どこにでも存在しているゆうちょ銀行など、有名どころの口座が利用できます。
A-PATやJRAダイレクトは意外とデメリットが多い中、即PATはこれといった欠点がないのもポイントで、現在IPAT登録しているほとんどのユーザーが即PATを利用していますよ。
A-PAT
A-PAT投票も先に紹介した即PATと同じく、インターネットで馬券が購入できるサービスですが、即PATと違ってプッシュホン投票にも対応しています。
プッシュホン投票というのは、プッシュ信号の出る電話機によるボタン操作で馬券を購入できるシステムで、一言で言ってしまえば一昔前の電話投票の名残が残っているのです。
インターネット投票が普及する前は需要がありましたが、現在はパソコンやスマートフォンのインターネット投票のほうがはるかに便利です。
また、A-PATは指定口座に専用のA-PAT口座を開設しなければなりませんし、申し込みから利用開始まで2ヶ月から4ヶ月もかかります。
A-PATよりも優れた即PATが現在は利用できるので、よっぽどプッシュホン投票にこだわりがない限り、A-PATを利用する意味はほとんどありません。
JRAダイレクト
JRAダイレクトもIPATの一種となっており、その最大の特徴はクレジットカードで馬券を購入できることです。
即PATとA-PATは指定された銀行口座からお金を入出金しますが、JRAダイレクトの場合はクレジットカードを利用することで馬券購入することができるため、口座の残高を気にせず、利用できる枠の範囲で馬券購入できます。
ただし、JRAダイレクトは金〜日曜日の一部時間帯しか登録手続きができません。
また、1回の利用につき100円の手数料が発生するうえ、1回あたりの最低購入金額は1,000円、また、1ヶ月の利用限度額も10万円に設定されており、意外と使い勝手は悪いです。
クレジットカードで馬券購入できる点は面白いものの、利用制限が厳しいことから、JRAダイレクトの利用ユーザーは多くありません。
これから始める方は断然「即PAT」がおすすめ!
IPATには3つのサービスが存在していますが、これから始める人は「即PAT」で登録してください。
どうして即PATを推奨するかというと、A-PATやJRAダイレクトに比べて大きなデメリットが存在しないからです。
A-PATは独自のプッシュホン投票が行えますが、指定銀行が厳しいうえ、申し込みから利用開始まで数カ月かかります。
また、プッシュホン投票よりもIPAT投票のほうがはるかに便利です。
JRAダイレクトに関しても、クレジットカードで馬券を購入できる点は良いですが、1回の購入が1,000円、上限あり、1回の利用ごとに100円の手数料がかかるなど、不便が多くありました。
A-PATやJRAダイレクトと比較すると、即PATは大きなデメリットは一切ありませんし、登録したその日から利用できる点が強みです。
入会金や年会費も不要なので、これから利用する方には即PATを強く推奨します。
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馬券の買い方講座②スマホで「即PAT」に登録する手順
ネットで馬券を購入するうえで「IPAT」登録は欠かせませんが、前章では数あるIPATサービスの中から「即PAT」をおすすめしました。
ここからは、実際に即PAT登録の手順をまとめましたので、登録を検討されている方は参考にしてください。
即PATの利用には指定口座が必要
即PAT登録を行う前に、必要なものがひとつだけあります。
それは、「即PATの指定銀行口座」です。
2024年6月時点で即PATが利用できる銀行口座は下記9種類があります。
PayPay銀行 | 楽天銀行 |
三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 |
住信SBIネット銀行 | ゆうちょ銀行 |
りそな銀行 | 埼玉りそな銀行 |
auじぶん銀行 |
上記口座をひとつでも持っていればその口座を使って申し込むことができます。
しかし、もしも口座を持っていなければいずれかの口座を開設しなければなりません。
新規に開設する際は、自宅の近くにある銀行の口座を利用するのがもっとも良いでしょう。
しかし、どこの口座でも気にしないのであればメリットがある楽天銀行の登録をおすすめします。
おすすめは楽天銀行
即PATの指定銀行口座を開設する際は、楽天銀行がおすすめです。
なぜなら、楽天銀行には以下のメリットがあるからです。
- ネット銀行最大手で安心
- 全国のコンビニATMで入出金が可能
- 入会費・年会費が無料
- ハッピープログラムが導入されている
ハッピープログラムとは、楽天銀行のユーザーを5つのステージに振り分け、プランごとに優遇措置が取られるサービスです。
残高や取引内容でステージが上がり、高いステージほどサービスが良くなります。
具体的にはATMの利用手数料が月に数回無料になる特典や、振込手数料を楽天ポイントで支払うことができるようになるのです。
ほかの銀行口座も大きな欠点はありませんが、楽天銀行はいくつかのメリットがあるため、指定銀行口座にこだわりがなければ、楽天グループ全体で使えて汎用性にも長けている楽天銀行をおすすめします。
即PATの登録手順
指定の口座が手元に用意できたら、いよいよ即PATに申し込みしてみましょう。
登録手順は下記の通りとなります。
- JRA公式サイトの即PAT申込ページにアクセスする。
- 即PATの登録を希望する銀行のロゴマークをタップする。
- 銀行口座ごとに登録方法は異なるので、ページに記載された手順通りに登録手続きを行う。
- 登録完了!
なお、即PATの登録は24時間行えるわけではありません。
申し込みできる期間は、中央競馬開催日の馬券発売時間帯、もしくは地方競馬のネット投票発売時間帯のみとなっています。
分かりやすくいうと、中央競馬は土日の9時から16時頃までは常時馬券が発売されているので、この期間は申し込み手続きができると認識してもらってよいです。
馬券の買い方講座③中央競馬のおすすめスマホアプリ4選
即PATの登録が完了したら、馬券購入ができるようになります。
馬券購入はIPATのページから購入できますが、スマホアプリによってはIPATと連携し、アプリ内で馬券を買うことも可能です。
では、どのようなアプリがあるのでしょうか。
ここからは、中央競馬のレースと連携しているおすすめスマホアプリを5つ紹介します。
netkeiba.com
最初に紹介するnetkeiba.comは大手競馬総合サイトで、競馬に関する情報はほぼすべて網羅しています。
また、競馬のニュースや競馬関係者のコラムも豊富で、パソコンサイトだけではなくスマホアプリもあるため、ほとんどの競馬ユーザーはアプリをインストールしているのではないでしょうか。
このnetkeiba.comでは出馬表のページからカンタンに馬券購入できるのです。
サイト内で情報を収集しながら同時に馬券も買えるので、ひとつのアプリ内で予想しながら馬券購入できるのが最大のポイントといえます。
大変便利ですが、近年は広告が豊富であるうえ、利用ユーザーが多いためレース間際になるとアプリが重たくなるデメリットも存在しているのです。
netkeiba.comで馬券購入する際は余裕をもって購入するのがよいでしょう。
Mykeiba
Mykeibaは馬券投票に特化したアプリとなっており、とにかく馬券購入しやすいレイアウトが魅力的です。
動作も軽い上、これまでの収支管理と回収率も表示されます。
使い勝手が良いことから愛用している競馬ユーザーは多いですよ。
なお、競馬に関するニュースはわずかに取り扱っているものの、そのすべてが他サイトのリンクを貼っているだけなので、情報ツールとしてはほとんど役に立ちません。
情報収集したい方には不向きとなっているため、netkeiba.comや競馬ラボと併用しながら活用するのが良いでしょう。
また、MykeibaはらくらくIPATと同じくiPhone限定アプリとなっているので、Androidユーザーが利用できない点はデメリットです。
ちなみに、月額360円で有料プレミアム会員になることができますが、馬券購入だけなら無料で十分できますよ。
JRA-VAN
JRA-VANはJRAの子会社であるJRAシステムサービス株式会社が運営するデータベースソフトです。
過去のデータを分析しながら利用できるサービスなので、データ派の予想家が愛用していますよ。
JRA-VAN自体はパソコン用ソフトですが、専用のアプリも存在しているのでスマートフォンでも利用でき、アプリ内からIPATに連携して馬券購入ができます。
ただし、JRA-VANは有料ソフト(月額880円)なので、馬券購入のためだけに利用するのはおすすめしません。
JRA-VANのデータベースを利用する目的で使用し、その延長で馬券購入したい方のみ推奨したいです。
JRA公式アプリ
2023年にJRAから公式アプリがリリースされました。
公式アプリは動画情報に力を入れており、調教やレース動画、さらにはリアルタイムで行われるレースライブも閲覧可能となっています。
競馬動画を見たい方におすすめのアプリとなっていますが、公式アプリでは馬券購入も可能です。
リアルタイムで競馬を視聴しながら馬券を買いたい方はJRA公式アプリを利用しても良いでしょう。
馬券の買い方講座④地方競馬のおすすめスマホアプリ3選
前章では中央競馬の馬券購入できるおすすめスマホアプリを紹介しました。
ここからは、地方競馬の馬券購入ができるアプリを3つ解説していきます。
実は、地方競馬に対応しているスマホアプリも存在しているので、興味のある方はぜひご確認ください。
オッズパーク
オッズパークはCMでも頻繁に流れている上、人気漫画の「みどりのマキバオー」を使ってPRしているので知名度は非常に高いです。
その最大の特徴は、対応している公営競技の多さに尽きます。
オッズパークは地方競馬だけではなく、競輪やオートレースもネットで購入することができるため、競馬以外の公営競技に触れられている方はオッズパークひとつで完結できるのが大変便利です。
また、登録銀行口座が32種類あるのもメリットといえるでしょう。
ただし、オッズパークは利権の関係からか、南関競馬には対応していません。
南関競馬といったら中央競馬における4大馬場のレース(東京・中山・京都・阪神)に匹敵するもので、ビッグレースもたびたび行われているので対応できないのは致命的です。
「オッズパークを利用したいけれど、南関競馬のレースも買いたい」という方は、後述する楽天銀行やSPAT4と連携しながら地方競馬の馬券を購入して下さい。
楽天競馬
楽天競馬は「楽天グループ」が運営する競馬サイトです。
パソコンやスマホサイトだけではなく、専用のスマホアプリも存在していますよ。
アプリ名からは分かりづらいですが、楽天競馬は「地方競馬」に特化したアプリで、中央競馬は一切対応していません。
そのため、購入できるのは地方競馬のレースのみとなっていますが、先ほど紹介したオッズパークと違って地方競馬なら南関も含めて全国すべてのレースが購入可能です。
また、地方の情報やニュース、さらにはユーザー同士の予想コーナーなど、地方に関するものなら様々なコンテンツが導入されています。
そのため、地方競馬を買うなら楽天競馬という方も多いですよ。
メリットが豊富な楽天競馬ですが、利用には楽天銀行口座が必須な点は大きなデメリットといえるでしょう。
楽天競馬はほかのアプリと違って楽天銀行しか対応していないので、口座を持っていない方で楽天競馬を利用したいのであれば口座開設を行わなくてはなりません。
この点だけが大きなデメリットですが、わざわざ開設して利用する価値はありますよ。
SPAT4
SPAT4は南関競馬に力を入れているスマホアプリです。
南関競馬の情報が豊富ですが、南関以外の地方競馬の馬券も購入できます。
SPAT4の最大の特徴は「SPAT4 LOTO」という独自の馬券が発売されていることです。
SPAT4 LOTOは指定された3つのレースの馬単をすべて的中するもので、中央競馬のWIN5の馬単バージョンです。
難易度はWIN5を軽く凌駕するほどですが、1口50円から購入でき、的中したら最大3億円の払い戻しを受けられる可能性があります。
SPAT4は即PATの登録で指定された9つの銀行口座+横浜銀行・千葉銀行・イオン銀行の12種類が対応しており、楽天銀行よりも幅広いです。
また、オッズパークと違って全国すべての地方競馬のレースが購入できます。
大きなデメリットもないため、SPAT4で地方競馬を楽しまれているユーザーも多いですよ。
馬券の買い方講座⑤スマホで馬券を購入する際の注意点
スマホ購入はわざわざ競馬場や場外馬券売り場に足を運ばなくても、自宅や外出先から馬券が購入できるので大変便利です。
しかし、購入の際はいくつかの注意事項もあるので、ひとつずつ解説していきます。
24時間いつでも購入できるわけではない
スマホ購入は大変便利ですが、24時間馬券が購入できるわけではありません。
発売されているレースに応じて購入時間帯は異なります。詳細をまとめました。
対象レース | 発売開始日時 | 発売締切時刻 |
土曜日のレース | 金曜日の18時30分 | レース発走1分前 |
日曜日のレース | 土曜日の19時30分 | レース発走1分前 |
月曜日のレース | 日曜日の19時30分 | レース発走1分前 |
なお、重賞競走に関しては他のレースよりも早い時間帯から発売されます。
詳細は下記の通りなので参考にしてください。
対象レース | 発売開始日時 | 発売締切時刻 |
G1レース | 金曜日の18時30分 | 土曜日の17時30分 |
日曜日に行われるG2・G3競走 | 土曜日の7時0分 | 土曜日の17時30分 |
月曜日に行われるG2・G3競走 | 土曜日の19時30分 | 日曜日の17時30分 |
3回以上入金を行うと手数料が発生する
即PATは銀行口座の残金から一度即PATの専用口座に入金したうえで、馬券購入できます。
この時の入金手続きは何度でも行えるので大変便利です。
ただし、1日3回以上の入金手続きは1回につき15円の手数料が発生します。
2回までなら無料で、1回あたりの入金金額に上限はないため、手数料を支払いたくない人は一度の入金でまとまった金額を入金しておきましょう。
スマホでの馬券の買い方:まとめ
今回はスマホにおける馬券の買い方についてまとめました。
スマホで馬券購入する際はIPATというシステムを使うことで可能になります。
IPATには3つのサービスが提供されていますが、大きなデメリットがない「即PAT」で利用できるようにしておくのがよいでしょう。
指定された銀行口座さえあれば手続きはカンタンに行えますし、即日利用も可能です。
なお、ネット投票は専用アプリと提携することでアプリ画面から購入もできます。
当記事では中央・地方ごとにオススメアプリを紹介しました。
そして、スマホ購入の注意点も2点ほどまとめています。
ネットで馬券購入したい方はぜひ、当記事を参考にしてみてください。
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