函館競馬場は北海道の玄関口、函館市にある中央競馬の競馬場です。
年間の開催日数は少ないですが、さわやかな風が吹き抜ける夏競馬というイメージがあります。
馬券を当てるのがとても難しいと言われており、それは芝の種類だったり、それによる馬場の変化が影響しているようです。
また函館競馬場は第三場として開催していることも、予想を難しくしている要因となっています。
強い馬や騎手が同時開催の他の競馬場に行くために下級クラスのレースが多く、掴みどころのないレースとなるのです。
しかしコースの特徴や傾向を分析することで、馬券予想のヒントになりそうですね。
函館競馬場の特徴と傾向を紹介し、攻略法を解説します。
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函館競馬場の特徴
北海道の玄関口である函館は東京から飛行機で1時間30分、2016年には新幹線も通り益々便利になりました。
函館競馬場の近くには湯の川温泉があり、競馬と温泉を楽しめる「旅打ち」に合うと昔から言われています。
そんな函館競馬場にはどんな特徴があるのかを見ていきましょう。
日本で一番古い競馬場
函館競馬場は、100年以上前の1896年に開場されました。
和暦でいえば明治29年、第1回の近代オリンピックがアテネで開かれた年になります。
歴史のある競馬場ですが、これは函館が港町であることと関係が深いです。
1853年にペリー提督が浦賀に来航し、翌年には日米和親条約が締結されました。
箱館(現函館)は1859年に開港、徐々に西洋文化が入るようになります。
そして1862年には競馬に似たようなものが行われたという記録があり、その発展型として函館競馬場が開場したのです。
港町の繁栄と共に歩んできた函館競馬場、歴史の重さを感じますね。
夏しか開催しない
中央競馬の多くの競馬場は、春・秋など2つ以上の季節で開催されています。
しかし函館競馬場は6月中旬から7月まで、6週12回しか開催しません。
また連続した12回の開催のため、後半戦は馬場が荒れることでも有名です。
前半戦はスピード、後半戦はパワーのある馬を中心に予想を組み立てましょう。
3つのGⅢ競走がある
函館競馬場は12日間の開催中にGⅢ競走が3つあり、これが最高位のレースとなります。
レース名 | 特徴 |
函館スプリントS | 芝1200mの短距離戦で キンシャサノキセキなどが 優勝している |
函館記念 | 芝2000mでハンデ戦のため 予想が難しいことでも有名 |
函館2歳S | 芝1200mで 2歳では最初に行われる 重賞レース |
この中でも函館スプリントSは、「サマースプリントシリーズ」の第1戦として注目度が高いレースです。
カレンチャンやナムラレクレアなど、その後の短距離GⅠ・GⅡ戦で活躍する馬が優勝していて目が離せません。
函館記念は毎年のように二桁人気の馬が上位に入り、ハンデ戦らしく荒れるレースとして有名です。
2015年から2024年の10年間で、1番人気馬の成績は【2-1-0-7】でした。
なんと70%の確率で1番人気馬が馬券に絡まないのですから、どれだけ難しいレースかが分かりますね。
高低差が3.5mある
函館競馬の予想を難しくしている要因の一つに、3.5mの高低差があります。
これはローカル競馬場の中では最も大きなものです。
正面スタンド前をスタートすると、第2コーナー中間までゆるやかに下ります。
ゴールまで約1300m地点が最も低くなっていて、そこからゴールまで約400m地点の頂点にかけて高低差3.5mを上っていくのです。
その後ゴールまではゆるい下り坂で、勢いがついて一気に駆け抜けます。
函館競馬場の平面図はきれいな楕円形ですが、実は坂のあるタフなコースなのです。
中央競馬で最も短い直線
函館競馬場の直線は、芝コースで262.1mと中央競馬の中で最も短くなっています。
これはゴールの位置が第4コーナー寄りになっているためで、第1コーナーまでは長いけど最後の直線は短いというコースなのです。
そのため第4コーナーを回る時点で少なくとも5番手以内にいないと、直線で逆転するのは難しくなっています。
予想の際は、過去実績欄のコーナー通過順位をよく確認しましょう。
第4コーナーを毎回6番手以降で回ってくる馬は、函館競馬場で活躍するのは難しいと言えます。
逃げ馬は走りやすく、差し馬は第3コーナー前の仕掛けどころがポイントになるコースです。
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いつから洋芝?函館競馬場における芝の特徴
函館競馬場の芝の種類は洋芝です。
1994年に馬場の改修工事が行われ、1995年から洋芝での運営がスタートしました。
日本の競馬場ではめずらしいですが、どんな特徴があるのかを見ていきましょう。
日本の競馬場は洋芝と野芝がある
中央競馬は10場全てに芝コースがありますが、その種類は洋芝と野芝に分かれています。
野芝は日本に自生している芝で、暑さに強いことが特徴です。
夏に成長して丈夫で、馬にとっては脚抜けが良く走りやすい芝と言われています。
そのため速い時計が計測されますが、馬の脚への負担は大きいです。
一方洋芝は寒さに強い品種で、野芝より水分含有量が高くなります。
クッション性が良いため馬の脚への負担は軽減されますが、脚を取られやすくタイムはやや遅くなる傾向です。
また野芝の上に洋芝を植えるオーバーシードというものもあります。
冬の競馬は北海道以外ではオーバーシードが採用されていて、野芝と洋芝の良いとこ取りをしたような感じです。
このように芝の種類によってタイムが変わるので、どの競馬場の時計なのかをチェックするようにしましょう。
洋芝のみは函館と札幌だけ
洋芝のみでレースが行われているのは北海道の2場、函館と札幌だけになります。
緯度が高く寒冷地である北海道は、野芝の生育には適さないようです。
洋芝でしっかりと走れるパワーのある馬は、北海道開催のレースで活躍する傾向なので注目してみましょう。
後半戦は時計が掛かる
洋芝はそもそも野芝に比べてタイムが遅くなりますが、函館競馬場の開催後半は馬場が荒れてさらに時計が掛かるようになります。
開催日数やコース替わり等の影響もありますが、前半戦と後半戦ではやはり違うのです。
後半戦は荒れた内側を通らずに、外へと回せる差し馬が好走する傾向があります。
函館競馬場のコース替わりの特徴
函館競馬場の芝コースは、ABCの3つが設定可能です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
Aコース使用の開幕週は前が止まらない
Aコースは開幕週から設定される、本来の柵があるコースです。
洋芝がきれいに生え揃い、内側外側を問わず走りやすくなっています。
開幕週は「前が止まらない」ことが多く、距離のロスのない内側を走れる逃げ馬が有利です。
Bコースは外枠が走りやすい
BコースはAコースの外側4mのところに、仮柵を設置してレースが行われます。
函館競馬は12日間の開催中、前半8日間をAコース・後半4日間はBコースを使用することが多いです。
内側の荒れたところを通らなくていいというメリットはありますが、それでも後半戦の馬場は見た目以上に荒れています。
そのため芝のきれいな外枠が走りやすい印象です。
Cコースはフルゲートが14頭
CコースはBコースよりさらに4m外に仮柵を設置するため、幅員が約21mと狭くなります。
そのためABコースでは16頭がフルゲートですが、Cコースは少なくなって14頭です。
また開催日数が少ない函館競馬場では、Cコースを使用することはほとんどありません。
函館競馬場における芝コースの特徴
函館競馬場の芝コースは、1周1626.6m(Aコース)・直線距離262.1m・高低差3.5mの右回りです。
また第3・第4コーナーはスパイラルカーブになっていて、各馬はスピードを保ったまま侵入することができます。
芝コースは6つの距離が設定されていますが、それぞれの特徴を見ていきましょう。
芝1000mは逃げ馬有利
芝1000m戦のスタートは向正面の坂の途中で、スタート後はゆるやかな上り坂が続きます。
距離が短いためスタートダッシュが重要で、出遅れると取り返すことが難しいです。
スタートが上手な逃げ馬をおすすめします。
芝1200mはスタート後に上り坂
第2コーナーのポケット地点から発走するのが、芝1200m戦になります。
第3コーナーまでは距離があり、ずっと上り坂のため逃げ馬はペースが難しい印象です。
そのため、先団を見ながらレースを進められる差し馬も走りやすくなります。
洋芝と上り坂の組み合わせで、距離の割にスタミナが必要になることを注意しましょう。
芝1700mは現在使用されていない
芝1700mは設定はありますが、現在は使われていません。
芝1800m戦と大差ないので、そちらに集約したものと考えられます。
芝1800mは差し馬も活躍
芝1800m戦は正面スタンド前からスタートして、4つのコーナーを通り1周するコースです。
逃げ・先行馬が有利なことに変わりありませんが、向正面で上手く仕掛ければ差し馬も活躍できます。
第3コーナーを回りはじめたところが、ゴールまで残り600m地点です。
差し馬は向正面で先団の後ろまで進出し、コーナーでは息を抜きながら5番手以内をキープします。
そして直線で抜き去る競馬が理想ですね。
芝2000mは距離以上にスタミナが必要
第4コーナーのポケット地点からスタート、1周と少し走るのが芝2000m戦です。
最初のコーナーまでは距離がありますが4つのコーナーのため、内枠がやや有利になっています。
持久力戦になりやすいので、スタミナのある馬を狙いましょう。
芝2600mは1周半のタフなコース
芝2600m戦は向正面からスタートして、6回コーナーを通りコースを1周半します。
坂を2回も上るため、想像以上にタフなコースです。
スタミナがあり器用に立ち回れて、先行力がある馬が好走する傾向にあります。
函館競馬場におけるダートコースの特徴
函館競馬場のダートコースは、1周1475.8m・直線距離260.3m・高低差3.5mの右回りです。
設定されている3つの距離の特徴を紹介します。
ダート1000mは逃げ馬が圧倒的に有利
ダート1000m戦は第2コーナーを回ったところがスタート地点で、第3コーナーまで距離があるため外枠でも不利はありません。
距離が短く出遅れると取り返すのは難しいため、スタートダッシュの上手な馬を狙いましょう。
ダート1700mはパワーのある馬が活躍
第4コーナーを回ったところからスタートするのが、ダート1700m戦になります。
先行争いが激しくなると、逃げ・先行馬は向正面の上り坂でバテて、後半に力を残せません。
そうすると、後ろで脚を溜めていた差し馬がチャンスです。
逃げても差しても、この距離は上り坂を苦にしないパワーのある馬がいいですね。
ダート2400mはスタミナ重視
ダート2400m戦は向正面からスタートし、1周半するスタミナが必要なコースです。
2回の坂越えとコーナーを6回通過するので、タフさと器用さも大事で、単純な逃げ馬ではつぶれてしまいます。
先行力があってスタミナのある馬を狙いましょう。
函館競馬場の攻略法3選
洋芝と3.5mの高低差、また後半は荒れた馬場になり予想が難しい函館競馬場です。
どのように馬券を買ったらいいのか、攻略法を3つ紹介します。
逃げ・先行馬が圧倒的有利
函館競馬場は直線が短いということが、洋芝や坂と並んで大きな特徴の一つです。
そのため芝・ダート・距離に関係なく、逃げ・先行馬が圧倒的に有利と言えます。
成績の良い力のある逃げ馬がすんなり先手を取ったら、逆転するのはかなり難しいとみていいでしょう。
過去実績のコーナー通過順位をみれば、馬の脚質をある程度把握できます。
東京競馬場や新潟競馬場で先行して負けてしまった馬でも、函館競馬場なら押し切ってしまうこともあるのです。
函館競馬場で予想の軸にするのは、逃げ・先行馬と覚えておきましょう。
タフな馬を狙う
函館競馬場は洋芝と高低差3.5mの坂のため、距離以上にスタミナが必要です。
そこで東京や中京・阪神の坂を経験している馬が狙い目となります。
また例えば1800m戦だったら、2000m以上の距離で活躍している馬が好走する可能性が高いです。
スピードよりタフな馬というのが、函館競馬場では大事な要素ですね。
横山武史の2・3着に注目
2024年の函館競馬場のリーディングジョッキーは、13勝を挙げた横山武史騎手でした。
しかし横山騎手の勝率は14.4%と、それほど突出したものではありません。
一流の騎手であっても、函館競馬場での騎乗が難しいことがわかりますね。
ただ1着は難しくても連対率・3着内率をみると、それぞれ30.0%・45.6%と好成績になっています。
横山武史騎手が騎乗する際は、3連単フォーメーションの2・3着固定で狙ってみましょう。
函館競馬場の特徴と傾向:まとめ
函館競馬場の特徴と傾向について解説しました。
洋芝や高低差3.5mなどの特徴があり、予想するのが難しいことがわかります。
多くの競馬ファンは、野芝やオーバーシードのスピード競馬に慣れていることが要因ですね。
しかしそれを良い方に考えると、これらの特徴をしっかりと掴んでいれば高配当をゲットできるチャンスと言えます。
研究のしがいがある競馬場ですよね。
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