競馬場に行くといつも以上にお腹がすきますよね。
それは広い空間といい空気で解放感があったり、意外と歩くことが多かったりするからではないでしょうか。
また競馬場は美味しいグルメを提供する店舗が入っているので、できればより美味しいものを食べたいですね。
そこで首都圏の主力競馬場(東京・中山・大井)のグルメランキングを発表します。
大手グルメサイトの評価や口コミ、各競馬場のグルメグランプリの順位、さらに実際に行ってみた店舗の印象などを総合的に判断したものです。
独自のランキングとなりますので、参考程度にご覧ください。
競馬場のグルメランキングやおすすめの名物、グルメフェスについて解説します。
東京競馬場のグルメランキングTOP10

東京競馬場は規模や行われているレースの格から、日本一の競馬場と言われています。
また昔からの競馬ファンは、東京競馬場より府中競馬場という方が馴染み深いかもしれません。
そんな東京競馬場は多くのグルメ店が入っていて、どれを食べたらいいか迷ってしまいます。
東京競馬場のグルメランキングトップ10を見ていきましょう。
第1位:府中のグルメと言えばここ!「馬そば深大寺」

東京競馬場の第1位は「馬そば深大寺」です。
場内に蕎麦・うどんを提供する店は数店ありますが、ここの蕎麦はひと味違うと通い続けるファンが多くいます。
立ち食い蕎麦といえど手を抜かずつゆからしっかりと作られていて、3種類の削り節や椎茸などに、秘伝のかえし醤油がブレンドされまろやかな味わいです。
元祖とりそばも美味しいですが、なんといっても1番人気はかき揚げそばで、良質な野菜天ぷらがつゆに浸ると美味しさがまた一段アップします。
提供時間が早いところも競馬場では嬉しいですね。

第2位:ガッツリラーメンで満足!「俺の生きる道」

フードコートのラーメン激戦区にある「俺の生きる道」が第2位です。
二郎系ラーメンということですが、あの味を想像して食べると肩透かしをくらったようになります。
良い意味であっさりしたスープは食べやすいと評判で、開門と同時に営業しているので朝ラーもいい感じです。
にんにくを入れるかどうか聞かれますが、このラーメンは入れるのが正解だと思います。
第3位:にんじん料理はありません「キャロットおざわ」

「キャロットおざわ」は地下1階のフードコートにあり、良心的な価格が評判のお店です。
定番の蕎麦・うどんに、フライドポテトやフランクフルトなどのホットコーナーもあります。
特徴的なのはのりやから揚げなどの弁当類があることで、手作りの味で人気が高いです。
競馬場の弁当はなかなかないので、これは一度にいろいろなおかずが楽しめていいですよね。
ちなみに店名にキャロットとありますがメニューににんじん料理はなく、競馬場で営業しているから馬の好きなにんじんを店名にしたと思われます。
第4位:縁起かつぎのカツ丼は「とん勝武蔵」

競馬場というと、縁起かつぎでメニューに「勝」を入れているものが多いですよね。
「とん勝武蔵」は店名にまで「勝」を入れるこだわりようで、勝つカレーなどが人気です。
勝つカレーの次に人気のカツ丼は、通常のとは違ってカツをそれほど煮込みません。
カツの上に卵とじをかけるようなもので、カツがサクサクのままで美味しくいただけます。
しかしカツ丼を食べると決めていてもカレーのいい匂いに負けて、直前で勝つカレーに変更してしまうことが多いです。
第5位:ミックスフライとレモンサワーといえば「ニュー・トウキョウ」

「ニュー・トウキョウ」は、メモリアルスタンドの3階にある老舗レストランです。
さっと早く食べるため立食スタイルが多い競馬場の食堂ですが、ここはゆったり座って食べられます。
しかしお昼時は混むので、午前中のレースを見送って席を確保するようにしましょう。
ハンバーグやラーメンなどバラエティに富んだメニューですが、揚げ物が美味しいので串カツやかきフライなどを頼んでみてください。
それに合うのはレモンサワーで、プラスチックや紙ではなく、きちんとしたグラスで提供されるのも嬉しいですね。
第6位:味変できるキジ焼重が魅力の「神田川」

「神田川」といえばこれというほど有名なメニューが「キジ焼重」です。
モモ肉を甘辛いタレにつけて炭火で焼き上げ、新潟産のふっくらと炊きあがったごはんの上に乗せます。
キジ肉のジューシーさと香ばしさで、リピート間違いなしの一品です。
慣れてきたら上級編として、ひつまぶしにしてみましょう。
最初の1杯を茶碗に軽くよそってそのまま、2杯目は薬味でさっと、3杯目は出汁をかけて〆ます。
そのままでも十分満足のキジ焼重を、味変で楽しめるのでおすすめですよ。
第7位:詰め込まれた焼きそばがスゴイ「ふくみつ」

なぜかわかりませんが、競馬場に行くと必ず焼きそばに目がいってしまいます。
そしてお腹がいっぱいなのに買ってしまい、それもものすごく美味しいならともかく至って普通の焼きそばを食べてしまうのです。
「ふくみつ」の焼きそばは具も少なく、なんとも微妙な感じがします。
しかしパックにこれでもかと詰め込まれている焼きそばは、お腹がいっぱいでも嬉しいものです。
屋外のテーブルで食べるところも、ピクニック気分が増して楽しく感じられます。
第8位:指定席で食べやすい「バーガーキング」

競馬場の指定席のテーブルは、何であんなに狭いのでしょう。
競馬新聞は何重にも折りたたまないと乗りませんし、隣が赤の他人だとかなり気を遣います。
当然食べ物や飲み物を置くのも一苦労です。
肉々しさが美味しいワッパーで有名な「バーガーキング」は、そのあたりのことをよくわかってくれています。
コンパクトで機能的なパッキングでハンバーガーを渡してくれて、そしてこれが指定席の狭いテーブルにピッタリとフィットするのです。
指定席でのランチは、バーガーキングがおすすめですよ。
第9位:焼印買いの肉まんといえば「馬耳東風軒」

蹄鉄にTOKYOの文字、そんな焼印のある肉まんを提供しているのが「馬耳東風軒」です。
競馬ファンなら見た目だけで買ってしまいますね。
肉まんは肉はもちろんたっぷり入っていますが、タケノコの食感が口の中で心地いいです。
けっこう大きいので食べ応えもあり、ちょっと小腹がすいたときに満足させてくれます。
第10位:行ったら必ず買う人が多い「G1焼き」

もしかしたら東京競馬場のグルメの中で、認知度としては第1位ではないかと思われるのが「G1焼き」です。
味は普通の今川焼であるというしか感想のないものですが、なんといっても魅力は焼印にあります。
横を向いた馬の首のところにG1の文字があり、タテガミがなびいていてカッコいいです。
そしてこの馬はなんともいえない表情をしていて、決して可愛くはありません。
馬券が当たっている時は笑っているようにも、当たらない時は怒っているようにも見えます。
普通の味なのに、毎回買ってしまうのは不思議ですね。

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中山競馬場のグルメランキングTOP10

中山競馬場は東京競馬場と並んで関東の主力競馬場の一つで、年末の有馬記念は毎年多くの人で賑わいます。
競馬をやらず食べ物目当てに訪れる人がいるほど、グルメが充実しているのが特徴です。
中山競馬場のグルメランキングを見ていきます。
第1位:超老舗の人気店!「翠松楼」

中山競馬場で58年営業を続ける老舗ラーメン店の「翠松楼」は、2024年に行われた中山競馬場グルメグランプリで堂々の第1位でした。
中山に翠松楼ありと言ってもいいですね。
懐かしく優しい味わいのスープが、中太の麺によく絡んでいいバランスです。
おすすめはチャーシューワンタン麺で、ワンタンはつるっとしていて、餡の程よい味が口の中に広がります。
お昼時は行列必至なので、時間をずらして訪問しましょう。
第2位:フライドチキンと生ビール「鳥千」

2024年中山競馬場グルメグランプリ、スイーツ・スナック部門で第1位だったのが「鳥千」です。
名物はフライドチキンで、サクサクの衣で見た目より食べやすく仕上がっています。
チキンは薄味になっていて、塩とカラシを自分でつけて食べるのがポイントです。
フライドチキンの中には、味付けが濃すぎて鶏肉本来の旨味を感じられないものがありますが、鳥千は鶏肉に自信を持っているので薄味なのだと思います。
このフライドチキンがビールに合わないはずがないので、フライドチキンと生ビールの黄金コンビを楽しんでください。
第3位:和食の魅力満載の中山御膳「京樽ガーデン」

和食の魅力をたっぷり堪能できるのが「京樽ガーデン」です。
特に中山御膳は、寿司にうどんに天ぷらまで入っていて楽しめます。
その他勝つ重やうな重、鉄火丼などのメニューもお手頃価格です。
手軽に和食を食べたいときに利用してみてください。
第4位:ポークもビーフもうまい!「トプカピ」

メニューが多い店舗はいろいろなものが食べられることが魅力ですが、選ぶのに時間が掛かって失敗することもありますよね。
その点カレー専門店「トプカピ」は迷うことがありません。
「ポークカレー」か「ビーフカレー」の2択で、どちらを選んでも大差なく美味しくいただけます。
そしてメニューが2つしかない利点はまだあり、並んでいてもあっという間に自分の番になるのです。
これはお腹がすいている時や、早く次のレースに向かいたいときに嬉しいですね。
良心的な料金も魅力のトプカピのカレー、ぜひ食べてみてください。
第5位:寒い時は田舎しるこで決まり!「三幸」

中山競馬場の冬開催は寒いことでも有名です。
特に1月は寒風が吹きつけて、馬券を握りしめる手がかじかみます。
そんな時は生ビールより「三幸」の田舎しるこが食べたいですね。
手作りのおもちで、程よい甘さ加減のおしるこになっています。
丈夫な紙カップで提供されますが、見た目以上に食べ応えがあるのも嬉しいです。
体があたたまると気持ちがおだやかになってきて、次のレースも冷静に検討できますよ。
第6位:まぐろの鉄火丼が最高な「和可奈」

競馬場で寿司が食べられるのは嬉しいですよね。
しかも職人が丁寧に握ってくれるものとなれば、より美味しく感じます。
「和可奈」は上寿司などの握りが美味しいですが、今回おすすめするのは鉄火丼です。
厚めに切られたまぐろが、ごはんの上にきれいに並べられています。
赤身から中トロあたりまで入っているので、味の変化が楽しめますよ。
日本酒を飲みながらゆっくりといただきたいですね。
第7位:さっと食べられて満足度高い「梅屋」

競馬場で嬉しいことの一つに、食べ物の提供が早いことが挙げられます。
お昼休憩が多少ありながらも、競馬場の1日はけっこう忙しいのです。
新聞を見てパドックを見て、馬券を買ってレースを見て、また新聞を見ての繰り返しで、気が休まることがありません。
そんな中「梅屋」の蕎麦はさっと出てきて、さっと食べられるので便利です。
味の評価が低い人もいますが普通の立ち食いそばのレベルで、世の中の立ち食いそばにそれ以上を求めてはいけないのではないでしょうか。
時間がない時は、梅屋へ行ってみてください。
第8位:安いのに本格!うなぎの「名代宇奈とと」

「名代宇奈とと」は、安いのに本格的なうなぎが食べられることで人気があります。
秘密はうなぎを挟んでパタパタとひっくり返して焼く調理道具にあり、これを使うことで職人ではなくても美味しいうなぎが焼けるようです。
うな丼ダブルでも1000円ちょっとのお値段、美味しくてお腹もいっぱいになります。
第9位:競馬場でカクテルが飲める「バーサツキ」

いつも生ビールや酎ハイばかり飲んでいますが、たまには競馬場でカクテルというのをやってみたいですね。
「バーサツキ」はそんな思いを叶えてくれます。
レースに合わせたオリジナルカクテルも魅力ですが、ここはスタンダードのモスコミュールやカシスソーダがおすすめです。
競馬は負け続けているとそれを取り返そうとあせってしまい、うまく予想できないことがあります。
そんな時は少し休んで「場を見る」ことが大事なようで、ここはそんな時に利用すると効果が高いです。
ゆっくりとカクテルを傾けているうちに何かが見えてきたら、レースに復帰しましょう。
第10位:みかんのソフトクリームは「アンカードレ」

ソフトクリームは老若男女問わず人気がありますね。
「アンカードレ」のみかんのソフトクリームは、みかん味のソフトクリームということではありません。
バニラのソフトクリームの上に、これでもかというくらいみかんが盛り付けられているのです。
みかんは30房以上あるでしょうか。
またソフトクリームの下にはみかんとコーンフレークが入っていて、もはやフルーツパフェのような感じです。
ソフトクリームはみかんの他チョコバナナやキウイもあるので、その日の気分で選んでみましょう。
馬券が当たった時のご褒美にちょうどいいですね。
大井競馬場のグルメランキングTOP10

大井競馬場は地方競馬の総大将のような存在で、地方競馬唯一のGⅠレースである東京大賞典やJpn1の帝王賞など、格の高いレースが行われています。
スタンドはきれいに改修されておしゃれになり、近年はデートスポットとしても人気です。
そんな大井競馬場のおすすめグルメを見ていきましょう。
第1位:揚げ物とビールの最高の組み合わせ!「東京ロティサリー」

スタンドの一つL-WINGの1階にあるのが「東京ロティサリー」です。
パドックと馬場の間にあることから通る人も多く、いつも賑わっています。
揚げ物が美味しいお店で、ポテト・オニオンリング・から揚げの3つが入ったおつまみセットが人気です。
ビールやハイボールとの相性が良く、これをテイクアウトしてスタンドに戻る人が多くいます。
自分の席の近くのお店だと、揚げ物は熱いままですし、生ビールの泡も残っていていいですよね。
第2位:大きなかき揚げに満足!「かしわや」

安定の美味しさを誇るのは、そばうどんの「かしわや」です。
ほぼ揚げたてのかき揚げは想像以上に大きく、優しいつゆにぴったりと合います。
お腹がすいている時は天ぷらそばとミニカレーをセットにしましょう。
マイルドなカレーが食欲を刺激して、そばつゆが益々美味しく感じます。
パドックを見下ろしながら食べられるのも嬉しいですね。
第3位:丼とラーメンは「DON94」

人通りの激しいG-FRONT1階にあるのが「DON94」です。
ステーキ丼や北海豚丼などの丼物と、醤油・味噌のラーメンがあります。
さらにうずらや串カツなどの串揚げも揃っていて、どれを食べても美味しいです。
丼物もラーメンも低価格でお手頃ですが、少し量が少ない印象なので、お腹がすいているときは両方買ってみるのもいいですね。
第4位:市場直送のもつ煮は「アジアバル001」

競馬場グルメと言って真っ先に思い浮かぶのが、もつ煮という人も多いのではないでしょうか。
「アジアバル001」のもつ煮は、隠れた人気メニューの一つです。
芝浦市場直送のもつは新鮮でプリプリしており、もつ煮にはめずらしい味付け煮たまごが入っています。
少し濃いめの味噌味なので、単品ライスも頼んで一緒に食べてみてください。
第5位:馬勝で馬券も当たる?「養老乃瀧」

「養老乃瀧」は誰もが知っている居酒屋チェーンですが、競馬場の店舗のイチオシメニューは馬勝です。
馬勝は豚のロースカツで肉は柔らかく、あっさりした味付けで食べやすくなっています。
1枚が300円、2枚買うと500円とかなりお得ですよ。
全国の競馬場におけるおすすめ名物グルメ15選

現在、日本全国には北海道から九州まで中央競馬が10、地方競馬が15、合計25の競馬場があります。
ところ変わればグルメも変わり、それぞれの競馬場でご当地名物が人気です。
その中から、おすすめの名物15選を紹介します。
札幌競馬場の牛めし

北海道は何を食べても美味しいですが、競馬場グルメで最も人気なのが札幌競馬場の「牛めし」です。
牛丼ではなく牛めしというところがいいですよね。
50年ほど営業している名代牛めしはレジェンド級の店舗といってよく、お客さんの中でも親から子へとその美味しさが伝えられています。
開門と同時に行列ができますが、そこに並ぶこともまた楽しいのです。
肉も玉ねぎもつゆもみんな美味しい牛めし、ぜひお試しください。
盛岡競馬場の元祖ジャンボ焼き鳥

焼き鳥はあまり大きいものは美味しくないと思っていましたが、盛岡競馬場の「元祖ジャンボ焼き鳥」はそれを打ち崩してくれました。
しっかりと焼き上げられた鶏肉は、外はカリッと香ばしく中はジューシー、焼き方をかなり工夫していると感じます。
焼き鳥を一口食べてビールをグビグビ、そしてまた焼き鳥を一口と無限ループです。
あまりの美味しさに、ジャンボなのにもう1本買いに行く人も多いそうですよ。
福島競馬場の福島路ビール

開門と同時に福島競馬場に入場すると、まず一番に内馬場に向かう人がいます。
目的は「福島路ビール」で、この地ビールを景気づけに飲んでから競馬を楽しむのです。
福島路ビールはあっさりしたものからコクのあるものまでありますが、初めての人は4種飲み比べセットにしてみましょう。
生産者の一人である吉田さんの接客が素晴らしく、彼女に会って元気をもらう人も多くいます。
福島競馬場に行くことがあったら寄ってみてください。
新潟競馬場のたれかつ丼

日本で唯一1,000mの直線コースがあることで有名な新潟競馬場ですが、新潟といえば米どころ、ごはんと日本酒が美味しいですね。
ごはんに合うおかずはいろいろありますが、「たれかつ丼」はその内の変化球的な一つといえます。
料亭一〆のカツは上質なヒレ肉で厚みがあり、契約農家の米との相性が抜群です。
たれかつ丼は揚げたカツを特製のたれにさっとくぐらせてごはんに乗せるため、ごはんの甘みや旨さをストレートに感じます。
新潟名物のたれかつ丼、いくつかの店舗で販売しているので食べ比べてもおもしろいですね。
浦和競馬場の焼き鳥

浦和競馬場は昭和の香り漂う店舗が残っていて、それらを食べ歩くと縁日のようで楽しいです。
その中でも外にある店舗では、美味しそうなにおいを漂わせて「焼き鳥」が焼かれています。
1本単位で買える焼き鳥は下焼きを済ませてあり、オーダーが入ると焦げ目をつけるように焼き直されるのです。
塩かタレも1本ずつオーダーできます。
焼き上がるまでの間、先に出されたサワーをちびちび飲みながら待つのもいいものです。
そして焼き立ての焼き鳥を頬張れば、幸せな気分になりますよ。
船橋競馬場のあんかけ焼きそば

船橋競馬場の名物は各種ありますが、最も食べてほしいのは「あんかけ焼きそば」です。
普通の焼きそばで十分のような気もしますが、そこに野菜が入ったカレー風味の餡がたっぷりかけられます。
少し粉っぽさも感じますが、このB級グルメ感が競馬場に来た感じがしていいのです。
美味いかと聞かれれば素直に首を縦にふれないあんかけ焼きそば、ぜひ一度食べてみてください。
川崎競馬場の焼きそば

川崎競馬場は丸々のコロッケが人気ですが、クセになる味として「激辛焼きそば」を紹介します。
パドック前の馬王で販売されている焼きそばは、最初の一口は普通な感じです。
しかし麺を噛んで飲み込む段階になると、一気に辛さが押し寄せてきます。
そしてその辛さは嫌な感じではなく、麺をまた口に運びたくなるようなクセになるものなのです。
辛いけどまた買ってしまう、そんな不思議な焼きそばをお試しください。
金沢競馬場の寿司

今でこそ寿司が食べられる競馬場は多くなりましたが、その元祖とも言えるのが金沢競馬場の「寿司」です。
2店舗ありますがどちらも美味しく、日本海の新鮮な魚を職人が丁寧に握ってくれます。
金澤玉寿司は金沢市内にも店舗がありますが、競馬場ではそれよりも低価格で提供されるので嬉しいですね。
中京競馬場のきしめん

名古屋と言えば、手羽先・味噌カツ・味噌煮込みうどんと名物がたくさんありますが、「きしめん」もその中の一つです。
中京競馬場内の麺処一八のきしめんは、濃いめのつゆとのど越しがいい麺という組み合わせになります。
さっぱりとした梅きしめんやコクのあるカレーきしめんも人気で、食べ比べてみるのもいいですね。
笠松競馬場のどて煮

笠松競馬場に入ると、昭和から時が止まってしまったように感じます。
あまりにもレトロで、そこにオシャレ感は1%も無いですが、それがまたいいのです。
そんな笠松競馬場では、味噌の香り漂う「どて煮」をいただきましょう。
店の前に置かれた大きな鍋で、どて串がぐつぐつと煮込まれています。
噛むほどに味噌の旨味が染み出てきて、ビールに合うこと間違いなしの一品です。

京都競馬場のチャーシューメン

各地方で人気のラーメン店はありますが、京都競馬場では熟成麺屋神来の人気が高いです。
チャーシューが自慢の一つなので「チャーシュー麺」を食べてみてください。
チャーシューは、野菜で煮込んでから特製のたれに漬け込んで仕上げます。
とんこつしょうゆのスープは意外とあっさりしていて、特注の細麺によく絡んで美味しいです。
阪神競馬場の宝塚カレー

阪神競馬場でおなじみ「宝塚カレー」のメニューは3種類、大盛ビーフカレー・大盛ヒレカツカレー・大盛エビカツカレーしかありません。
すべて大盛であるということに、たくさん食べてお腹いっぱいになってほしいという店の想いを感じます。
ややスパイシーなルーは誰もが好きなシンプルな味で、また食べたくなる、そんなカレーです。
園田競馬場のマグロ串カツ

競馬に詳しく美味しいものを食べ慣れている園田競馬のファンが、まずこの1本を食べないとはじまらないというのが「マグロ串カツ」です。
提供している一八はまぐろ専門店だけあって、まぐろ串カツも本気で勝負しています。
1本100円のサービス価格ということもあり、2〜3本買う人が多いようです。
ソースがまぐろの旨さを引き立て、ビールがすすみます。

高知競馬場のアイスクリン

高知のおやつの定番の一つが「アイスクリン」で、高知競馬場でも老若男女問わず人気があります。
アイスクリンは牛乳を使っておらず、しゃりしゃりした食感でさっぱりしたアイスです。
アイスクリームとシャーベットの中間くらいの感じなので、夏のナイター競馬によく合います。
佐賀競馬場のいわし天

佐賀競馬場グルメの大きな特徴は、場内のいろいろなところに鉄板焼や網焼きのお店があることです。
焼台の前にウインナーやいかなどが並び、それを買うと店の人が鉄板や網で焼いてくれます。
佐賀競馬ファンはいつでも焼き立てが食べられてうらやましいですが、その中でも「いわし天」がおすすめです。
いわし天はいわしの練り物で焼くと香ばしく、旨味が口いっぱいに広がります。
焼きたてに勝るごちそうはありませんね。

競馬場のグルメフェス情報

多くの競馬場では大小様々なグルメフェスが行われています。
小さなものは福島競馬場「秋のグルメフェス」のようなもので、北海道・東北のグルメのキッチンカーが内馬場に出店しました。
北海道エゾシカ肉串などは、グルメフェスならではの一品ですね。
東京競馬場や中山競馬場では大きな規模でグルメフェスが行われます。
東京競馬場の「東京ラーメンステークス」は各地の人気店が期間限定で出店するもので、そこに行かなくても食べられるとあって、競馬に関係なく来場した人も多かったです。
また中山競馬場で開催されたグルメグランプリは、お客さんの投票でランキングを決定するもので、多くの投票があり盛り上がりました。
ファン投票の有馬記念がある中山競馬場らしい企画ですよね。
今年も各競馬場でグルメフェスが行われる予定です。
情報をチェックして美味しいものを食べまくりましょう。
競馬場グルメがわかるおすすめ漫画2冊

競馬場グルメが漫画でわかったら楽しいですよね。
「競馬でごはん」「ごはんジョッキー」の作者である谷口あさみさんの漫画からは、競馬が好きで、競馬場が好きで、競馬場のグルメを愛しているのが伝わってきます。
谷口さんの2作品を見ていきましょう。
競馬女子の楽しみ方に共感!「競馬でごはん」

「競馬でごはん」に登場するのは、仕事も恋もそこそここなす現代の普通の女性です。
人生のいろいろなことに躓きながら、前向きに生きようと頑張ります。
そしてそのエネルギーとなっているのが競馬場グルメです。
東京競馬場のかすうどんだったり、川崎競馬場のコロッケだったりそれぞれに合ったものを選んでいます。
その中の一人の女性は、東京競馬場の鳥千でフライドチキンを買いました。
ベンチに座りチキンにかぶりついた時、「なんだか自分も競馬場の一部になったように感じ」て心が落ち着いたのです。
そして元気を取り戻していきます。
人が競馬場に行く理由はそれぞれですが、競馬場のグルメによって自分らしさを取り戻せるなら、それは素敵なことですね。
女性ジョッキーの成長物語「ごはんジョッキー」

「ごはんジョッキー」は食べることが大好きな女性ジョッキーの成長物語です。
騎手はレースの負担重量を超えられないため、50kg前後に体重調整する必要があります。
この漫画の主人公はレース終了後にラーメンなどを爆食いし、その翌日からトレーニングをして体重管理をするのです。
だったらそんなに食べなければと思うのですが、それが彼女の原動力になっているので仕方ありません。
途中から「かつどん」という名の2歳未勝利馬が登場し、馬と共に成長するところが描かれていきます。
グルメは競馬場内ではなく競馬場周辺のものですが、減量で我慢した後に彼女が笑顔で食べるものはどれも美味しそうに見えるのです。
食べることは生きることに繋がるということを、この漫画は教えてくれます。
競馬場グルメランキング:まとめ

競馬場グルメについて解説しました。
日本の競馬場は全国各地にあるため、それぞれが特色のあるグルメを提供しています。
そしてどの競馬場にも必ず名物があるのが嬉しいですね。
今回は大手グルメサイトの評価や、自身の実食に基づいたランキングでしたが、時期が変わればまた違ったものになると思います。
皆さんもよく行く競馬場のグルメランキングを、自分で作ってみてはいかがでしょうか。
また大井競馬場のグルメ店舗がおしゃれに生まれ変わったのはいいことですが、笠松競馬場のような昔ながらの店舗も残ってほしいですね。
競馬場に行ってみてください。
そして美味しいグルメをたくさん食べて、元気になりましょう。

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