中京芝2,000mの特徴とは?レコードタイムや騎手成績・血統から傾向を解説

中京芝2,000mの特徴とは?レコードタイムや騎手成績・血統から傾向を解説
山田 健太郎 この記事の監修者 山田 健太郎
   

競馬歴30年。地方競馬新聞記者として10年間勤務。競馬情報サイトの編集長として5年間勤務。その後、フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始。

現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている。

中京競馬場の芝2,000mは金鯱賞や中日新聞杯といった重賞競走で使われるコースです。

そのため、中京競馬場のコースの中では比較的需要の高いコースといえます。

しかしながら、中京芝2,000mはコース全体を坂が占める割合が大きいことから、脚質や枠順に大きな偏りが見られるといわれています。

また、他の競馬場と比較しても穴馬が台頭しやすいのも特徴で、よく言えば高配当に期待しやすく、悪く言えば予想が難しいコースなのです。

当記事では中京芝2,000mのタイムやレコード、コースデータを基に、中京芝2,000mの特徴や傾向をまとめました。

中京芝2,000mで一発当てたい人は参考にしてください。

目次

中京芝2,000mのコースの特徴

中京芝2,000mは4コーナー出口付近のスタンド前直線から発走します。

コースを1周強回るレイアウトですが、スタート直後に急な上り坂があります。急坂を乗り越えた後も向こう正面まで緩やかな上り坂が続くうえ、1~2コーナーは3~4コーナーと比較してもカーブが鋭角なのでペースはそこまで上がりません。

向こう正面半ばに長い上り坂の頂上があり、そこを超えると今度は一転して長い下り傾斜に切り替わります。

この下り傾斜は3~4コーナーをはさんで直線入り口まで続きます。

下り坂だけでも700m近く走るため、早い段階からペースが引き上がりますが、直線に入るとスタート直後に駆け上がった急な上り坂を再度駆け上がらなくてはなりません。急坂を上った後も緩やかな上り坂が続き、その先にゴール板が設置されています。

出典:競馬フリー素材 競馬ブログ素材のうまぽっと

中京芝2,000mはコース全体が坂で構成されているのが特徴的です。

特に序盤は上り坂が大部分を占めるため、スローペースになりやすい傾向があります。

ただし、向こう正面半ば、残り1,100mあたりから下り坂が長く続くため、早い位置からペースが引きあがります。そのため、長く脚を使える馬の好走も目立ちます。

しかしながら、最後は再び急な上り坂を駆け上がるため、スピードだけではなくスタミナやパワーも重要となり、消耗戦に近い競馬になるのが特徴といえるでしょう。

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中京芝2,000mで開催される重賞競走

中京競馬場は4大競馬場(東京・中山・京都・阪神)ほど頻繁に開催されているわけではありませんが、それでも複数の重賞レースの舞台となっています。

ここからは、中京芝2,000mで開催される2つの重賞競走を紹介します。

金鯱賞

格付G2
開催時期3月上旬~中旬
出走条件4歳以上
負担重量別定
出走頭数18頭
1着賞金6,700万円
2着賞金2,700万円
3着賞金1,700万円
4着賞金1,000万円
5着賞金670万円
2024年の情報です

金鯱賞は3月に開催される古馬の中距離重賞で、創設は1965年で歴史のあるレースですが、現在の芝2,000mに距離が延長したのは1996年になってからです。

開催時期が頻繁に変わるレースとして有名でしたが、2017年に産経大阪杯が大阪杯の名称でG1レースに昇格すると、金鯱賞は大阪杯の優先出走権が得られるレースとして3月半ばの開催となりました。前哨戦となったことで今後は開催時期の移行はないでしょう。

3月開催になった2017年以降の金鯱賞は、大阪杯を見据えた有力馬が多数参戦し、毎年好メンバーが揃うようになりました。

特に前年までG1レースで活躍していた馬が金鯱賞から始動する傾向も多々見られるようになり、G2にふさわしいメンバーが揃いがちです。

大阪杯までの間隔は中2週と短いですが、2018年の勝ち馬スワーヴリチャードや2019年のアルアインのように、金鯱賞をステップに大阪杯を優勝している馬も多数います。

今後も大阪杯やその先のG1を目指す馬が金鯱賞から始動することでしょう。

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中日新聞杯

格付G3
開催時期12月上旬~中旬
出走条件3歳以上
負担重量ハンデ
出走頭数18頭
1着賞金4,300万円
2着賞金1,700万円
3着賞金1,100万円
4着賞金650万円
5着賞金430万円
2024年の情報です

中日新聞杯は12月に開催される中距離のハンデ重賞です。

1965年に創設された中日新聞杯はこれまで春季と暮れで開催されていましたが、2017年に大阪杯がG1に昇格したことで、これまで12月に開催されていた金鯱賞と入れ替わる形で2024年は12月開催となっています。

12月はG1シーズンの終盤ということで、一流馬の参戦はほとんどありません。また、ハンデ競走に指定されているため、実績のある馬は重い斤量を背負う可能性があります。

そのため、中日新聞杯に出走する馬の多くがオープン入りしたての馬や、重賞で結果を残せていない馬など、ハンデ戦らしいメンバーが揃いがちです。

癖の強い中京芝2,000mで開催されることも相まって、人気通りの決着はあまり見られませんが、2015年から2024年の過去10年の平均馬連配当1万5,000円、三連単配当約33万円が示しているように、高配当には期待できます。

そのため、穴党にとっては前後に開催されるG1レースよりも予想に力が入るレースと言えるでしょう。

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中京芝2,000mのタイム

中京芝2,000mはコースの大部分を坂道が占めているので、スピードだけではなくスタミナやパワーも問われやすいです。

タイムに関しても他の芝2,000mよりもかかりやすい傾向があるので、時計面からも中京芝2,000mの特徴を見ておきたいです。

ここからは、中京芝2,000mのタイムを下記の通りまとめました。

  • 過去10年の平均タイム
  • 歴代のレコードタイム

中京芝2,000mの平均タイム

クラスレース数平均タイム
オープン52レース2:00.8
3勝クラス19レース2:01.3
2勝クラス64レース2:01.6
1勝クラス130レース2:02.5
3歳未勝利125レース2:04.2
2歳未勝利41レース2:03.4
3歳新馬17レース2:05.3
2歳新馬38レース2:05.5
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

中京芝2,000mのレコードタイム

年齢レコードタイム馬名レース名
2歳1:59.8ロン野路菊ステークス(OP)
(2021年9月25日)
3歳以上1:56.5リフレーミング小倉記念(G3)
(2024年8月11日)
歴代から算出

中京芝2,000mのレコードタイムは2歳馬がロン、3歳以上はリフレーミングが記録しています。

ロンの記録は9月下旬の中京で飛び出しました。この時期は例年、中山と阪神の2開催が通例ですが、この年は京都競馬場の改修工事の関係で変則開催となっていたため、秋に中京でレースが開催されていました。

リフレーミングが記録した小倉記念は阪神競馬場のリフレッシュ工事のために8月頭に中京でレースが行われていました。

芝の状態が良好な開幕初週にレースが行われていたので、超高速馬場条件下で飛び出した記録といえます。

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中京芝2,000mのコースデータ

中京芝2,000mは複数の重賞をはじめ、各世代ごとにクラス戦が設けられていることから、開催頻度が多いです。

中京芝2,000mの傾向を見抜くことで中京競馬全体の回収率向上にも期待できるでしょう。

ここからは、過去10年の中京芝2,000mのコースデータについて解説します。

中京芝2,000mの枠番別データ

枠番成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1枠54-52-50-465/6218.7%17.1%25.1%6268
2枠66-63-44-480/65310.1%19.8%26.5%6279
3枠50-52-52-528/6827.3%15.0%22.6%4267
4枠61-53-55-543/7128.6%16.0%23.7%6074
5枠59-63-71-565/7587.8%16.1%25.5%9576
6枠59-52-57-628/7967.4%13.9%21.1%9671
7枠50-63-81-745/9395.3%12.0%20.7%6969
8枠70-72-60-775/9777.2%14.5%20.7%6056
2015年2月27日から2025年2月26日から算出


中京芝2,000mはスタートから最初の1コーナーまでの距離が長いコースです。

しかしながら、枠番成績を見てみると、外枠よりも内枠のほうが好走率は高い傾向にあります。

中京芝2,000mの脚質別データ

脚質成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
逃げ84-51-69-297/50116.8%26.9%40.7%216152
先行184-197-172-1,027/1,58011.6%24.1%35.0%94103
差し153-161-153-1,788/2,2556.8%13.9%20.7%5760
追込40-54-65-1,577/1,7362.3%5.4%9.2%1424
まくり8-7-11-39/6512.3%23.1%40.0%155141
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

距離別に成績を見てみると、逃げや先行、あるいはまくりを決めた馬の好走率が高いです。

中京競馬場は最後の直線が400m以上あるため、差しや追込といった末脚を活かせると思われがちですが、実際にはスローペースになりやすいため、前にいた馬がそのまま押し切る傾向が目立ちます。

なお、まくりを決めた馬は単勝回収率・複勝回収率ともに100%を超えているため、まくりを仕掛けそうな騎手がいるようでしたら抑えておきたいです。

中京芝2,000mの人気別データ

人気成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1番人気164-86-54-165/46935.0%53.3%64.8%8283
2番人気88-89-72-220/46918.8%37.7%53.1%7483
3番人気67-78-66-258/46914.3%30.9%45.0%8182
4番人気41-60-63-305/4698.7%21.5%35.0%7478
5番人気38-36-48-347/4698.1%15.8%26.0%9271
6~9番人気57-92-134-1,503/1,7863.2%8.3%15.8%7077
10番人気以下14-29-33-1,931/2,0070.7%2.1%3.8%5451
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

ほかのコース同様、上位人気馬の好走率が高い傾向にありました。

ただし、回収率に関してはすべての人気が100%を下回っているので、一つの人気を買い続けることは回収率向上につながりません。

中京芝2,000mの騎手別データ

順位騎手成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1川田将雅50-31-22-61/16430.5%49.4%62.8%98100
2松山弘平31-25-26-154/23613.1%23.7%34.7%9582
3岩田望来29-13-12-102/15618.6%26.9%34.6%14768
4福永祐一25-23-20-81/14916.8%32.2%45.6%8379
5藤岡康太20-22-14-113/16911.8%24.9%33.1%5569
6M.デムーロ17-13-10-57/9717.5%30.9%41.2%7082
7C.ルメール16-16-10-34/7621.1%42.1%55.3%7488
8武豊16-7-8-76/10715.0%21.5%29.0%7967
9坂井瑠星15-12-13-77/11712.8%23.1%34.2%7289
10北村友一15-12-9-67/10314.6%26.2%35.0%6681
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

中京芝2,000mの好走騎手上位10名はすべて関西所属の騎手でした。

中京競馬場は東海地方にある競馬場ですが、関東よりも関西圏のほうが距離が近いため、関西騎手の騎乗が多いです。そのため、関西騎手のほうが勝利数は豊富です。

また、川田将雅騎手やC.ルメール騎手のように、全国リーディングで上位にランクインしている騎手の活躍も目立ちました。

リーディング上位騎手が出走する際は注目したいです。

中京芝2,000mの調教師別データ

順位調教師成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1友道康夫26-23-12-82/14318.2%34.3%42.7%5971
2藤原英昭22-13-13-63/11119.8%31.5%43.2%31990
3中内田充正20-9-7-26/6232.3%46.8%58.1%9790
4池江泰寿15-15-11-80/12112.4%24.8%33.9%5163
5斉藤崇史12-8-6-68/9412.8%21.3%27.7%9351
6橋口慎介12-7-2-42/6319.0%30.2%33.3%197168
7高野友和12-6-8-54/8015.0%22.5%32.5%6453
8矢作芳人11-13-8-101/1338.3%18.0%24.1%8055
9藤岡健一11-9-6-40/6616.7%30.3%39.4%6866
10須貝尚介10-8-12-59/8911.2%20.2%33.7%10289
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

中京芝2,000mの調教師ランキングトップ10はすべて関西所属の調教師が独占しています。

中京競馬場は関西圏のほうがアクセスしやすいため、関西馬の活躍が目立っています。

中でも、橋口調教師管理馬は単勝回収率197%、複勝回収率168%と高水準でした。

該当する馬が出馬しているようでしたら抑えてみるのもよいでしょう。

中京芝2,000mの血統別データ

順位種牡馬成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1ディープインパクト57-63-51-309/48011.9%25.0%35.6%11176
2ハーツクライ39-40-26-297/4029.7%19.7%26.1%5859
3ハービンジャー34-26-27-261/3489.8%17.2%25.0%6969
4キングカメハメハ21-22-21-159/2239.4%19.3%28.7%8976
5ルーラーシップ20-11-14-190/2358.5%13.2%19.1%5843
6エピファネイア19-24-15-136/1949.8%22.2%29.9%8379
7キズナ17-16-20-132/1859.2%17.8%28.6%6770
8ステイゴールド17-8-12-149/1869.1%13.4%19.9%6779
9ロードカナロア13-12-1-89/11511.3%21.7%22.6%8145
10ドゥラメンテ12-13-19-115/1597.5%15.7%27.7%4371
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

血統別に好走馬を見てみると、全体を通して芝コースで結果を残している産駒の活躍が目立ちます。

ディープインパクトやキングカメハメハといったリーディングサイアーのみならず、ドゥラメンテやエピファネイアといった新興勢力もランクインしていることから、芝リーディング上位の産駒が結果を残しているといえるでしょう。

中京芝2,000mの系統別データ

系統成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
サンデーサイレンス系245-267-256-2,345/3,1137.9%16.4%24.7%6974
ミスタープロスペクター系95-86-91-1,010/1,2827.4%14.1%21.2%6459
ノーザンダンサー系66-54-60-676/8567.7%14.0%21.0%7972
ロベルト系43-42-40-377/5028.6%16.9%24.9%6268
ナスルーラ系9-14-20-212/2553.5%9.0%16.9%4361
エクリプス系8-6-3-53/7011.4%20.0%24.3%8564
ヘイロー系1-1-0-48/502.0%4.0%4.0%19557
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

系統別に見てみると、サンデーサイレンス系、ミスタープロスペクター系、ノーザンダンサー系の主流3系統の好走率はほぼ同じです。

もっとも好走率が高かったのはエクリプス系の馬でした。

もしもエクリプス系の馬が出馬しているようでしたら、馬券に絡む確率が高いので注目してみるといいでしょう。

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中京芝2,000mの傾向と攻略方法

これまで中京芝2,000mのタイムや特徴、コースデータを解説しました。

ここからは、これまで紹介したデータを踏まえた上で、中京芝2,000mの傾向と攻略方法を3つ紹介します。

前走芝2,000m以上の馬が狙い目

前走距離成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
距離延長147-158-137-1,890/2,3326.3%13.1%19.0%6159
同距離200-183-211-1,672/2,2668.8%16.9%26.2%7576
距離短縮65-66-64-591/7868.3%16.7%24.8%8574
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

中京芝2,000mは前走芝2,000m以上のコースを使った馬が優勢です。

なぜなら、中京芝2,000mは向こう正面の坂のてっぺんを過ぎると、長い下り傾斜を駆け下りるため、ロングスパート傾向になりやすいです。

また、最後の直線上には中山競馬場に次いで勾配が急な上り坂が立ちはだかります。

中盤以降は坂の関係上、スタミナが問われやすいため、同距離や距離短縮組の好走が目立つコースとなっています。

新馬戦は決め手に長けた馬の活躍が目立つ

新馬戦
上がり3F
成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1位30-16-6-15/6744.8%68.7%77.6%275171
2位15-22-7-11/5527.3%67.3%80.0%211184
3位7-3-19-30/5911.9%16.9%49.2%60173
4~5位3-10-19-72/1042.9%12.5%30.8%62103
6位以下0-5-3-349/3570.0%1.4%2.2%014
2015年2月27日から2025年2月26日から算出
全クラス
上がり3F
成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1位199-135-67-169/57034.9%58.6%70.4%243177
2位111-136-79-171/49722.3%49.7%65.6%158177
3位69-57-97-291/51413.4%24.5%43.4%127116
4~5位50-80-122-692/9445.3%13.8%26.7%5778
6位以下40-62-105-3,387/3,5941.1%2.8%5.8%2429
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

中京芝2,000mでは、上がりの速い末脚を使える馬ほど好走率が高い傾向にあります。

特に新馬戦ではその傾向が顕著であり、上がり1位の末脚を使った馬の好走率が際立っていました。

新馬戦で上がり1位を記録した馬の勝率と連対率は、全クラスの上がり1位の馬と比較しても10%近く高い数値を示しています。

このことから、中京芝2,000mの新馬戦では、末脚の速い馬が非常に有利といえるでしょう。

血統や追い切りの情報を基に、末脚の速さに期待できる馬を見つけることが重要です。

単勝1.0~1.4倍の馬が馬券に絡む確率は100%

単勝オッズ成績勝率連対率複勝率単勝
回収率
複勝
回収率
1.0~1.4倍18-2-2-0/2281.8%90.9%100.0%108108
1.5~1.9倍42-18-13-25/9842.9%61.2%74.5%7382
2.0~2.9倍78-51-25-85/23932.6%54.0%64.4%8080
3.0~3.9倍71-61-55-121/30823.1%42.9%60.7%7990
4.0~4.9倍55-46-41-154/29618.6%34.1%48.0%8277
5.0~9.9倍99-131-121-574/92510.7%24.9%37.9%7278
10.0~19.9倍69-79-105-724/9777.1%15.1%25.9%9684
20.0~29.9倍15-35-42-466/5582.7%9.0%16.5%6679
30.0倍以上22-47-66-2,580/2,7150.8%2.5%5.0%5454
2015年2月27日から2025年2月26日から算出

過去10年の中京芝2,000mで単勝1.0倍から1.4倍に支持された馬は22頭いましたが、全頭馬券に絡んでいました。

特に22頭のうちの18頭が勝利しており、単勝率は驚愕の81.8%となっています。

単勝オッズ1.4倍未満の馬は配当妙味こそ小さいですが、好走率は非常に高い水準となっていますし、単勝回収率と複勝回収率も100%を超えているのでベタ買いでも黒字収支が得られます。

滅多に見かけることはありませんが、もしも該当する馬がいるようでしたら必ず抑えたいです。

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中京芝2,000mの特徴と傾向:まとめ

今回は中京芝2,000mのコース傾向についてまとめました。

中京芝2,000mは他の競馬場と違ってコースの大部分を坂が占めるため、適性が問われやすいです。

実力のある馬でもコースとの相性が悪ければ凡走する傾向も多々見られるため、予想を当てるのは容易ではありませんが、その分配当妙味は高くなりやすいです。

今回当記事で紹介したコース傾向を踏まえた上で予想を行えば、思わぬ伏兵を見つけられるかもしれませんよ。

当記事を参考に、中京芝2,000mで当たり馬券を手にしてください!

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競馬は奥深いギャンブルであり、楽しみ方は人それぞれです。私は、競馬ファン一人ひとりの楽しみ方に寄り添い、競馬の魅力を伝える記事を執筆していきたいと思っています。

<略歴>
・地方競馬新聞記者として10年間勤務
・競馬情報サイトの編集長として5年間勤務
・フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始
・現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている

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