競馬の予想屋について、皆さんどのようなイメージが浮かびますか?
ベレー帽を被り、サングラスをかけ、赤鉛筆を耳にさし、丸めた新聞を叩いているおじさんを思い浮かべた人が多いかもしれませんね。
今では、SNSで簡単に自己発信ができることから、だれでも競馬予想屋になることが可能です。
そのため、ネットやSNSには、まったく当たらない悪徳といえる予想屋も存在します。
しかし、中には本当に当たる予想屋もいることは間違いありません。
当たる予想屋の予想や見解を参考にし、自身の予想に磨きをかけることも可能です。
この記事では、競馬初心者~中級者向けに、競馬予想屋ランキングと、よく当たる芸能人の予想屋ランキングを紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
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競馬の予想屋とはどんな人?年収や違法性も解説
競馬の予想屋とは、競馬におけるレースの結果を予想し、その情報を提供する人です。
それぞれの予想屋が、それぞれの経験や様々なファクターに基づいて予想を行っています。
冒頭で紹介した、ベレー帽を被り耳に赤鉛筆をさしている予想屋以外にも、昨今はさまざまな種類の予想屋が存在するのです。
公認されている予想屋
大井競馬場に行ったことのある人は、「場立ち」と呼ばれる予想販売を行っているおじさんたちを見たことがあるのではないでしょうか。
それらの方は、「公認予想屋」といい、怪しい人たちではなく、競馬場内で予想販売を行うことを正式に認められた人たちです。
この公認予想屋の予想料金は、100円〜200円で、小さい紙に手書きやスタンプで予想を記したものを渡してもらえます。
予想の購入は全て自己責任で、予想が外れても「200円返せ!」というわけにはいきません。
ちょっと前の大井競馬には、「佐々木の予想」という名物予想屋がおり、その周りにはレース前、多くの人々が群がり、話を聞いていました。
あまりに当たらない公認予想屋は、認可が取り消されることもあり、予想が下手すぎる公認予想屋は存在しないというのも、公認予想屋の特徴です。
ちなみに、こういった公認予想屋は、地方競馬のみ存在しており、中央競馬(JRA)には一切存在していません。
ツイッターなどで活動する「非公認の予想屋」
地方競馬場で「場立ち」を行っている予想屋の中には、非公認の予想屋が混じっている可能性があります。
加えて、電話を使った予想屋は、ほぼ100%非公認の予想屋のため、注意して下さい。
中央競馬は、「公認予想屋」の存在を認めていないため、中央競馬をメインに予想する人は、全員が「非公認予想屋」であるといえます。
公認予想屋が行う中央競馬の予想も、それは「非公認予想屋」としての行為です。
また、有名な競馬新聞やスポーツ新聞の競馬記者も、一見「公認予想屋」のようですが、「非公認予想屋」といえます。
そもそも、彼らは予想を「販売」しているわけでなく「公開」しているだけなので、予想の対価としてお金をもらっているわけではありません。
最近は、インターネットやSNSの隆盛により、web上で予想を公開する人が増加しています。
SNSやブログで予想を公開している人たちも、全員非公認予想屋です。
つまり、地方競馬場内にいる「公認予想屋」以外は、全員が「非公認予想屋」といえるのです。
競馬の予想屋は違法?
公認予想屋も非公認予想屋も、自身の情報を提供することでお金をもらうビジネスであるため、違法とはいえません。
しかし、違法となる行為を行う予想屋も存在します。
下記の行為を行っている予想屋は、全て法律違反となりますので、違法となります。
- 「絶対」「100%」などの表現を使っている
- 当たったら報酬という形でお金を要求する
- 八百長があるからと嘘をつく
- ノミ行為を行っている
- 特定商取引法の記載がない
予想屋の年収
競馬予想屋の中にも、競馬新聞の社員として雇われている身か、個人活動で予想を売るかで、年収は大きく異なります。
競馬新聞や競馬雑誌の予想屋の年収は、基本給で普通のサラリーマンと変わらないでしょう。
後ほど紹介する東スポの虎石氏くらいになれば、それなりの年収になっている可能性はありますが、一般的なサラリーマンと同等程度であるといえます。
先ほど紹介した、地方競馬場内で場立ちを行う「公認予想屋」の年収は、100万〜500万円位です。
公認予想屋は、ほぼ人気商売なので、人気のある予想屋ほど年収は高くなり、逆に人気がなければ年収は低くなります。
また、個人で予想を販売している予想屋は、こちらも人気商売となるため、0円〜1000万円と、人により全く異なるでしょう。
予想屋になるには
公認予想屋になるための資格は不要ですが、各々の地方競馬場から「場立ち」として認可される必要があります。
競馬場から認めてもらう必要があるため、卓越した予想力と人を引き付ける話術も持っておかなければならないでしょう。
競馬新聞やスポーツ新聞の予想屋になるには、単純にその企業に入って仕事を行う必要があります。
非公認の予想屋でしたら、誰でもなることは可能です。
もしあなたがSNSなどで予想を公開していたならば、それは立派な予想屋だと言えるでしょう。
それをビジネスとして展開していくのは、今後のあなた次第です。
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有名な競馬予想屋ランキングTOP5
昔から様々な競馬予想屋が存在しましたが、中には当たる予想屋、当たらない予想屋も存在します。
ここでは有名かつ、比較的当たることの多いと言われている競馬予想屋をランキング形式で紹介します。
1位.虎石晃(東スポ記者)
2012年、地上波の競馬番組で、10週中9週プラスという驚きの記録を作った経験のある、実力派の記者です。
時には、「え、この馬…?」という馬を本命にするなど、競馬ファンを驚かせるような予想を披露します。
一方では、穴馬一辺倒でなく、堅いレースではしっかりと人気馬に◎を打つこともあります。
最近では、2024年日本ダービーで、9番人気でオッズが46.6倍付いていたダノンデサイルに◎を打ち、見事に的中させました。
知名度も実力も屈指の予想屋で、彼の予想を参考にして馬券力を磨くこともおすすめです。
2位.メシ馬(netkeiba予想屋)
日本一の競馬サイトであるnetkeibaにおいて、予想売上ナンバー1を誇る予想屋です。
メシ馬氏は、2015年から競馬評論家としての活動を行うようになり、2016年より、雑誌「競馬王」で紙面デビューを飾ったことで、名が知られるようになりました。
雑誌やオンラインサロンの主催、書籍など、様々な分野で活躍しています。
また、豪州で2頭馬を所有し、新人馬主としてもデビューしており、今後の展開が注目されます。
3位.万哲(スポニチ予想屋)
スポーツ紙・スポニチの競馬記者・小田哲也氏は、このスポニチの予想で万馬券を何度も的中させていることから、「万哲」と称されるようになり、競馬記者の中では名を知らぬ者はいない存在です。
安藤勝己騎手が現役だった際は、安藤勝己騎手が騎乗していたダイワメジャーを何度も本命にし、的中を積み重ねていました。
現在も、中穴クラスの馬を見抜く力は高く、実力のある有名予想屋と言っていいでしょう。
4位.小栗紀明(netkeiba予想屋)
オグリキャップに影響を受けて競馬を始めた、古参の競馬予想屋です。
netkeibaにて予想屋デビューするも、不調な時期が続き、廃業寸前になります。
しかし、試行錯誤の結果、netkeiba予想屋に復帰し、その後は安心感のある予想を提供しています。
また、重賞の的中率の高さには非常に定評がある予想屋です。
5位.三嶋まりえ(東スポ記者)
2024年4月より、東スポの先輩虎石氏からバトンタッチする形で、テレビ東京系競馬番組「ウイニング競馬」の記者枠で抜擢された、注目の女性競馬予想屋です。
注目の予想は本命サイドの予想ではありますが、的中率が非常に高く、ほぼ毎週的中させています。
さらに、しゃべりの上手さと快活な印象から、今後、最も有名な競馬記者となる可能性も秘めている競馬予想屋といえるでしょう。
【競馬】有名芸能人の予想屋ランキングTOP5
テレビなどで予想を披露している芸能人も、予想屋の一人です。
こちらも当たる人、当たらない人と様々ですが、その中でもよく当たる有名芸能人の予想屋を紹介します。
1位.じゃい(インスタントジョンソン)
お笑い芸人のじゃい氏は、現在、お笑いの仕事以上にギャンブルの仕事で食っていると言われるほど、ギャンブル好きとして知られています。
じゃいの競馬スタイルは、3連単多点買いで高配当を狙うというものです。
そのため、的中率は高くはないものの、WIN5で900万以上の払い戻しを記録するなど、確かな実力を持つ芸能人競馬予想屋といえます。
2位.キャプテン渡辺
キャプテン渡辺氏は、「ウイニング競馬」で有名となった競馬芸人ですが、以前は毎回のように外しており、馬券ベタの象徴的存在でした。
しかし、ここ4〜5年で、急激に収支が改善し、今や馬券上手な芸能人予想屋としての地位を確立しました。
番組内でも、何度も高配当の払い戻しを記録しており、現在最も注目される芸能人予想屋です。
3位.川島明(麒麟)
テレビで見ない日はないといえる麒麟の川島氏。
そんな川島氏は、2022年まで関西ローカルの競馬番組「競馬BEAT」で司会を務めていたように、競馬芸人としても有名です。
本命サイドの予想が多いですが、予想の見解は、競馬記者をも唸らせるレベルで、2023年の回収率は150%を超えています。
4位.佐々木主浩
野球ファンからすれば、元横浜ベイスターズの守護神のイメージですが、競馬ファンからすれば、シュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナの馬主というイメージでしょう。
そんな佐々木氏は、投資金額が多めの3連単の多点買いが中心です。
2020年は、「みんなのKEIBA」内の予想で、エリザベス女王杯にて86万馬券を大的中させ、大いにファンを驚かせました。
5位.DAIGO
「みんなのKEIBA」で司会を務めるDAIGO氏。
そんなDAIGO氏は、「DAIGOのワイド」というワイド少頭数買いで、よく的中させています。
人気サイドのワイドが主ですが、たまに穴馬を本命にすることもあり、グレナディアガーズの朝日杯FSも的中させていました。
初心者でも当てやすいワイド中心の予想なので、参考にしやすいのではないでしょうか。
まとめ:競馬は無料予想で十分
当記事では、競馬の予想屋についての話をお伝えしました。
ネット上では、あまり当たらない予想屋が、お金を取って予想を提供しているのが散見されます。
有料の予想屋の予想を買うことも一つの方法ですが、無料の予想情報でも十分に活用できることが多いです。
特に有名な予想屋や芸能人の予想は、多くの情報を提供してくれるため、まずは無料の予想情報を活用し、自分に合った予想スタイルを見つけることが大切だと思います。
ただ、初心者の方が地方競馬に行った際は、公認予想屋の話を聞いてみるのも、経験としてはいいかもしれませんね。
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