競馬の有名馬ランキング!最近話題の現役馬と引退した伝説の名馬を解説【2024】

競馬の有名馬ランキング!最近話題の現役馬と引退した伝説の名馬を解説【2024】
山田 健太郎 この記事の監修者 山田 健太郎
   

競馬歴30年。地方競馬新聞記者として10年間勤務。競馬情報サイトの編集長として5年間勤務。その後、フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始。

現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている。

競馬は、これまで多くの馬が走ってきました。

毎週競馬をやっている人でも、これまで走った馬をすべて覚えているという人は存在しないでしょう。

そして、競馬ファンでない人からすれば、「競走馬の名前をほとんど知らない」という人もいるかもしれません。

それでも、中にはワイドショーや一般ニュースに取り上げられるような、競馬ファンでない一般の人も知っている有名馬も存在します。

それは、イクイノックスのようなとにかく強い馬とは違い、純粋に人気があり、有名となった馬なのです。

当記事では、競馬における有名馬たちをランキング形式で紹介します。

さらに、種牡馬部門、世界部門、2024年部門の有名馬も紹介しますので、非常に興味深い情報が満載。

この記事を読んで、競馬の歴史における有名馬を知り、さらに競馬を楽しむことができれば幸いです。

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目次

競馬で現役の有名馬ランキングTOP5【2024年最新版】

競馬で現役の有名馬ランキングTOP5【2024年最新版】

一般人にも知られていた白毛馬のソダシが、2023年に引退しました。

そのため、”誰もが知る馬”という側面で考えれば多少小粒ではありますが、その中でも有名馬、注目馬というのが存在します。

1位:ドウデュース

1位は2022年の日本ダービー馬のドウデュースです。

この馬は、武豊騎手に6度目のダービー制覇をもたらしたことから、現役の中では非常に有名かつ人気のある馬です。

2023年の有馬記念制覇は、競馬ファンだけでなく一般ファンも熱狂させました。

ただ、有名かつ人気があるゆえに、2023年天皇賞秋、2024年の宝塚記念のように、実力以上に人気になりすぎる側面もあります。

秋のG1戦線ではそのことを認識しておいたほうがいいでしょう。

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2位:リバティアイランド

2位は2023年の牝馬三冠馬のリバティアイランドです。

圧倒的な強さで牝馬三冠を達成したことと、YouTubeのジョッキーカメラ映像にて、鞍上の川田騎手が「お嬢さん」と呼んでいたことから、さらに人気が高まりました。

ドバイシーマクラシックでは3着でしたが、日本ではまだ連対を外していません。

2024年、2025年の競馬界の主役は、この馬となることでしょう。

3位:ウシュバテソーロ

2023年、ウシュバテソーロは世界最高峰のダートレースであるドバイワールドカップを制覇し、一躍スターダムに躍り出ました。

2024年も、サウジC2着、ドバイワールドカップ2着と、世界の中でも強いダート馬であることを見せつけました。

歴代最強ダート馬とも言われるウシュバテソーロ。

しかし、調教では全く走らずパドックもダメダメなことも、破天荒ぶりを発揮していてさらに人気を高めています。

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4位:ヤマニンウルス

4位はなんとヤマニンウルスです。

この馬は、2024年8月執筆時点で、ダート5戦5勝。

この馬を一躍有名にしたのは新馬戦。

今村聖奈騎手を乗せ、20馬身以上の差をつけ、なんと4.3秒差で圧勝したのです。

そこから武豊騎手に乗り替わりますが、5連勝でG3のプロキオンSを制します。

一般ファンにはまだ知られていない存在ではありますが、競馬ファンからは、その辺のG1馬よりも有名な存在です。

5位:ソールオリエンス

5位は2023年の皐月賞馬ソールオリエンス

皐月賞で見せた豪快な末脚は、皐月賞史に残る豪快な勝ち方でした。

しかし、有馬記念で8着と沈んだ後、中山記念、大阪杯と凡走を繰り返しますが、道悪の宝塚記念で2着となり、復活を印象付けました。

秋のG1戦線において、非常に注目すべき存在であると言えるでしょう。

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日本競馬から引退した有名馬ランキングTOP10

日本競馬から引退した有名馬ランキングTOP10

ここまでは、2024年現在の現役馬の有名馬ランキングを紹介しました。

ここでは、引退した有名な馬のランキングを紹介します。

「強い」といった側面ではなく、「有名度合い」という基準で、当メディアが独自に作成したランキングです。

そのため、

「□□がなんで入っていないんだ?」

といった声もあるかと思いますが、ご容赦ください。

1位:ディープインパクト

1位はディープインパクトです。

ディープインパクトは、14戦12勝2着1回、G1勝利は7勝と、とんでもない強さを誇り、数々の名馬に跨ってきた武豊騎手が「史上最強馬です」と語るほどでした。

その人気も凄まじいものがあり、三冠がかかった2005年の菊花賞では、13万6701人という歴代最高の入場者数を叩き出したのです。

さらに、競馬ファンだけでなく一般人にも認知され、脚の速い人を形容する際、

「まるでディープインパクトみたいだね」

という言い回しが一般的にも使われることとなりました。

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2位:オグリキャップ

2位はオグリッキャップです。

通算成績は32戦22勝で、G1勝利は4勝です。

オグリキャップは、もともと地方馬で、デビュー当時は笠松のダート800mを走っていたような馬でした。

しかし、3歳時に中央に殴り込みをかけ、引退までにG1の4勝を含む重賞12勝を挙げました。

通常であればありえない、地方馬が中央競馬を無双したことで、オグリキャップの人気は国民的なものとなりました。

騎乗経験のある岡部幸雄氏は

「オグリキャップの人気は歴代最高」

と語っていました。

また、1990年代前半は、全国的に競馬ブームが起こりましたが、これもオグリキャップの影響です。

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3位:ハイセイコー

3位はハイセイコーです。

ハイセイコーもオグリキャップと同じ地方馬出身で、3歳(旧4歳)時に中央移籍。

「地方馬の怪物」として話題となり、無敗で皐月賞、NHK杯を制覇したことで、国内で人気が爆発しました。

それは、全く競馬に興味のない人ですら、ハイセイコーを応援することとなり、ハイセイコーは長嶋茂雄のような国民的人気を得ることとなったのです。

しかし、日本ダービー、菊花賞ではライバルのタケホープに敗れ、そういった面も判官びいきな日本人に受けました。

競馬は、これまではただの賭博の対象というイメージを持たれていましたが、ハイセイコーの出現で、一躍レジャーに転じることとなり、JRAの経営方針に変化をもたらした馬でもあります。

なお、騎乗していた増沢騎手が歌った「さらばハイセイコー」という歌も、大ヒットを記録しました。

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4位:キタサンブラック

4位はキタサンブラックです。

歌手の北島三郎氏の持ち馬ということで、一躍注目を集め、NHKの通常ニュースでも、引退レースでの有馬記念勝利が大きく報じられたほどでした。

芸能人の持ち馬としては最高の18億円を稼ぎ、産駒もイクイノックス、ソールオリエンスと大活躍。

まさに馬主孝行の馬だと言えます。

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5位:ハルウララ

5位はハルウララです。

高知競馬の牝馬で、通算113戦0勝で、弱すぎることで人気を集めた、志免錦のような存在でした。

負け続けても走り続けることで、国民の心を打ち、

「キングカメハメハは知らないけどハルウララは知っている」

という、おかしな現象が起きるほどでした。

また、2004年3月には、武豊騎手が高知まで駆けつけハルウララに騎乗したことも、当時のワイドショーで大きく報じられました。

ハルウララは、ここまで弱いにもかかわらず、ウマ娘の初期メンバーに採用されました。

その時点で、当時どれだけ有名だったかがわかります。

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6位:ソダシ

6位は白毛馬ソダシです。

無敗で阪神JF、桜花賞を勝利するという、白毛馬の記録をことごとく打ち破りました。

ソダシが有名だった理由は、なんといってもその真っ白で美しい馬体です。

ソダシが走る競馬場のパドックには、普段競馬場に来ないような子供や女性で溢れていました。

また、この美しい馬体に似合わない泥臭い先行スタイルは、玄人の競馬ファンからの人気も集めました。

7位:ゴールドシップ

7位はゴールドシップです。

G1を6勝している名馬ですが、その破天荒さで競馬ファンからの人気を集めていました。

その名前が全国区となったのは、ウマ娘の存在です。

ウマ娘では、ゴールドシップの破天荒さがしっかり表現されていたことで、一躍人気キャラクターとなり、その名前も有名となりました。

さらに、ゴールドシップのスピンオフ漫画もコロコロコミックで連載されており、ゴールドシップの名前は、今や子供たちの間でも有名となっています。

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8位:スペシャルウィーク

8位はスペシャルウィークです。

武豊騎手のG1初制覇がこの馬で、競馬ブーム全盛期のスターホースだったことから、競馬ファンからの人気は絶大で、一般人にも名前だけは知られていた存在でした。

そして、ウマ娘1期の主役で、ウマ娘の顔ともいえる存在であることから、その認知度は今の若者にも広がっています。

9位:トウカイテイオー

9位はトウカイテイオー

あの伝説の有馬記念により、一部では神馬というレベルの扱いを受けています。

そして、この馬もウマ娘2期の主役に抜擢されたことから、若い世代の知名度が大きく高まっています。

10位:アーモンドアイ

10位はアーモンドアイ

異常ともいえる強さで楽々牝馬3冠を達成し、歴代最高のG1を9勝した名馬です。

引退レースとなった2020年のJCでは、牡馬3冠馬のコントレイル、牝馬3冠馬のデアリングタクトに圧勝し、さらにその名声を高めました。

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競馬における種牡馬の有名馬ランキングTOP5

競馬における種牡馬の有名馬ランキングTOP5

ここでは、種牡馬として有名だったランキングを紹介します。

日本競馬で走った

  • ディープインパクト
  • キングカメハメハ
  • ドゥラメンテ
  • エピファネイア

のような種牡馬は、有名なのは当然なため、ここでは割愛します。

1位:サンデーサイレンス

1位はサンデーサイレンスです。

まさに日本競馬を変えた種牡馬で、産駒の通算重賞勝利は311勝と、未だトップです。

通算勝利数では2位ですが、1位はサンデーサイレンス産駒最高傑作のディープインパクト

他にも、

  • ハーツクライ
  • フジキセキ
  • アグネスタキオン
  • ステイゴールド

といった、サンデーサイレンス系と言われる後継種牡馬を輩出しており、知らない人はいない種牡馬です。

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2位:ノーザンテースト

2位はノーザンテーストです。

1975年、後述するノーザンダンサーの後継として社台グループが日本に輸入し、大成功しました。

1982年から11年連続でリーディングを獲得し、サンデーサイレンスが現れる前の超有名種牡馬です。

3位:トニービン

3位は凱旋門馬のトニービンです。

JCのレース中に骨折し、日本で種牡馬入りしました。

エアグルーヴ、ジャングルポケットを輩出しています。

4位:ブライアンズタイム

4位はブライアンズタイムです。

マヤノトップガン、ナリタブライアン、タニノギムレットの父でもあります。

とにかくパワーのある産駒が多かった印象です。

5位:テスコボーイ

5位はテスコボーイです。

天馬と言われたトウショウボーイの父でもあります。

ノーザンテーストが現れるまでは5年連続でリーディングを獲得していました。

テスコボーイは、現在も直系が繋がっており、直系産駒のサクラユタカオーからサクラバクシンオー、そこからビッグアーサーとその産駒たちがいます。

ビッグアーサー産駒とグランプリボス産駒で牡馬のG1馬が出れば、テスコボーイの血は繋がることとなります。

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世界競馬の有名馬ランキングTOP5

世界競馬の有名馬ランキングTOP5

ここでは、世界の競馬のおける有名馬を紹介していきます。

1位:セクレタリアト

1位は米国のセクレタリアトです。

この馬は、世界歴代最強馬とも言われています。

セクレタリアトは、ベルモントステークスを31馬身差で勝利しており、今でも歴代3冠レースの最大着差として語り継がれています。

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2位:ノーザンダンサー

2位はカナダのノーザンダンサー

この馬は、サンデーサイレンスが日本競馬を変えたように、世界の競馬を変えた馬として知られています。

  • ニジンスキー
  • リファール
  • ノーザンテースト
  • サドラーズウェルズ

など、ダビスタで見たことのあるような馬を多く輩出。

この馬がいなければ、日本競馬の歴史も違ったことでしょう。

3位:フランケル

3位はイギリスのフランケルです。

生涯成績は14戦14勝で、G1レース9連勝という記録を残し、無敗で引退しました。

現在は種牡馬で、多数のG1馬を輩出しています。

4位:ガリレオ

4位はアイルランドのガリレオです。

フランケルの父でもあり、92頭の産駒がG1を勝利するという記録を持っています。

ちなみに、日本の馬場は合わないようで、ジャパンカップに多くのガリレオ産駒が来日していましたが、よく負けていました。

5位:ダンシングブレーヴ

5位はダンシングブレーヴです。

凱旋門賞、キングジョージなどを制し、欧州史上最強馬と称されました。

また、テイエムオーシャン、キングヘイローはこのダンシングブレーヴの産駒です。

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競馬における有名馬ランキング:まとめ

競馬における有名馬ランキング:まとめ

競馬における有名馬を、様々な角度から紹介してきました。

競馬ファンは当然知っている馬でも、競馬に興味のない人からすれば知らないことも多いです。

そんな中でも、一般人にも知られているような馬は、

  • 地方から出てきた馬
  • あまりにも強すぎる馬
  • あまりにも弱すぎる馬
  • 美しすぎる馬
  • ゲームで有名になった馬

など、様々な要因で有名となりました。

ウマ娘の人気により、競馬への関心が高まっている現在、もしオグリキャップやハイセイコーのような中央競馬で無双する地方馬が現れたら、どれだけ人気になるのでしょうか。

楽しみで仕方ありませんね。

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この記事を書いた人

競馬は奥深いギャンブルであり、楽しみ方は人それぞれです。私は、競馬ファン一人ひとりの楽しみ方に寄り添い、競馬の魅力を伝える記事を執筆していきたいと思っています。

<略歴>
・地方競馬新聞記者として10年間勤務
・競馬情報サイトの編集長として5年間勤務
・フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始
・現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている

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