競馬の馬場とは?読み方や馬場状態の種類と傾向・馬場指数から予想する方法を解説

競馬の馬場とは?読み方や馬場状態の種類と傾向・馬場指数から予想する方法を解説
山田 健太郎 この記事の監修者 山田 健太郎
   

競馬歴30年。地方競馬新聞記者として10年間勤務。競馬情報サイトの編集長として5年間勤務。その後、フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始。

現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている。

競馬予想に欠かせないのが、馬場状態を見抜くことです。

競馬は屋外で開催される公営競技なので、雨風の影響を受けます。

当日の天気次第で激走する馬や凡走する馬も出てくるので、ほとんどの馬券購入者は当日の天気や馬場も傾向も重視しながら予想に取り組んでいるのです。

その中でも、競馬場の馬場傾向は予想に大きく影響を及ぼします。

この記事では、競馬における馬場とはどういった役割を持つものなのか、競馬初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

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目次

競馬における馬場とは?

競馬における馬場とは?

馬場とは、競走馬が走るコースのことを指しています。

日本にはJRA(日本中央競馬会)が運営する中央競馬とNAR(地方競馬協会)が運営する地方競馬がありますが、日本の競馬は「芝」コースと「ダート」コースでレースが繰り広げられています。

最初に、日本競馬の馬場の基本的な情報についてまとめました。

読み方は「ばば」

馬場状態について説明する前に、馬場の読み方が気になるという方も多いのではないでしょうか。

馬場は馬場(ばば)と呼びます。

また、馬場状態を表す言葉の読み方は下記の通りです。

用語読み方
馬場ばば
馬場状態ばばじょうたい
良馬場りょうばば
稍重馬場ややおもばば
重馬場おもばば
不良馬場ふりょうばば

日本競馬では芝とダートの2種類が存在

日本競馬で使用されているコースは「芝」コースと「ダート」コースが存在しています。

芝コースとは、緑一面に敷かれた芝がコースになっています。

日本ダービーや有馬記念など、誰もが知っているビッグレースの舞台としても使用される舞台で、競馬といったら芝といっても過言ではありません。

ダートコースとは、一面砂が敷かれたコースです。

地方競馬のレースのほとんどがダートで行われており、東京大賞典やJBCクラシックといったレースはダートコースで開催されています。

ダート
芝のコース砂のコース
中央競馬(例外あり)地方競馬(例外あり)
スピードを出しやすいタイムが落ちやすい

馬場状態によってタイム差が生じる

競馬は屋外で開催される公営競技なので、雨風の影響を受けやすく、中でも雨が降ると馬場状態が大きく変化します。

例えば、芝コースの場合は雨が降ると、芝に水分が溜まって馬場が軟らかくなります。

軟らかくなると走りづらくなるため、馬場が悪化するほどスピードは出ません。

ダートコースも雨が降ると含水量が増加しますが、ダートの場合は水分を含んだほうが馬場が硬く締まるので、スピードが出やすくなります。

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競馬における馬場状態の種類

競馬における馬場状態の種類

日本競馬における馬場状態は、下記の4種類で表記されます。

良馬場(りょうばば)
稍重馬場(ややおもばば)
重馬場(おもばば)
不良馬場(ふりょうばば)

良馬場とは、もっとも馬場水分が少ない状態を言います。

言い換えれば、乾いた馬場のことを表しているといっても良いでしょう。

芝の良馬場は馬場が硬いのでスピードが出やすいです。

速い時計が出るようになり、レコードタイムのほとんどが良馬場開催時に出ています。

あまりにも時計が出るような馬場を「高速馬場」もしくは「パンパンの良馬場」と呼びます。

ダートの良馬場は砂地が乾いてパサパサになり、走りにくいです。

なぜなら、脚がダートコースに深く刺さるため、脚抜きする際、余計なパワーを使うからです。

ダートの良馬場は時計がかかります。

稍重

稍重馬場とは、ほどよく水分量がある馬場です。

少量の雨が降った場合と、雨が降った後に晴れて乾きつつある馬場が稍重になります。

芝の稍重馬場は良馬場ほど時計は出ませんが、それでも極端に時計が遅くなることはありません。

開催時期によっては稍重でも時計が出る場合があります。

ダートの稍重馬場は、馬場が締まるので硬くなります。

良馬場よりも脚抜きが楽になるため、時計は出やすくなるのです。

重馬場とは、まとまった雨が降ることで馬場の水分が多くなることを意味します。

芝コースの重馬場はぬかるみやすくなり、走ると蹄のあとがくっきり残るほど馬場が軟らかくなります。

そのため、良馬場や稍重よりも時計が出にくいです。

ダートコースは含水量が多くなって全体が黒く見えますが、波打ち際の砂浜のようにダートが引き締まります。

稍重ダート以上に時計が出るようになり、コースレコードの多くが重馬場ダートで出ています。

不良

不良馬場は、もっとも馬場水分が増えた馬場状態を指し、芝・ダートともにコース各地に水たまりができ、滑りやすくなります。

騎手にとっても競走馬にとっても転倒は事故のもとになりますし、競走馬にとっては転倒におびえて走る気力を無くす場合もあるほどです。

なお、芝コースにおける不良馬場は相当時計がかかるため、スピードよりもパワーのある馬が有利です。

ダートコースの場合は含水量にもよりますが、高速ダートになる場合もあれば、あまりにも雨が降りすぎて水田のような馬場になる場合もあります。

前者の場合はレコードも出ますが、後者の場合は良馬場ダート以上に走りづらくなります。

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競馬の馬場読みにおけるコツ

競馬の馬場読みにおけるコツ

競走馬は当日の馬場傾向によって大きくパフォーマンスを変える生き物です。

そのため、当日の馬場読みは非常に重要です。

では、どのようにして馬場を読めばいいか、解説していきます。

馬場状態は含水率で決まる

馬場状態の変化は含水率(がんすいりつ)で決まります。

含水率とは馬場に含まれた水分量の割合を指し、例えば、含水率が10%の場合は100グラムの試料に対して10グラムの水分が含まれてます。

具体的な測定方法は、芝・ダートともに内柵から1メートル離れた箇所で採取し、芝コースは芝の下の路盤砂を、ダートコースは表層のクッション砂から含水量を検出しているのです。

そして、各競馬場ごとに設定された含水量に応じて馬場表記を発表しています。

◆芝コースの含水率と馬場表記の早見表

場所稍重不良
札幌15%
以下
14~
18%
17%~
21%
21%
以上
函館15%
以下
14%~
18%
17%~
21%
20%
以上
福島15%
以下
13%~
17%
15%~
19%
17%
以上
新潟15%
以下
13%~
17%
15%~
19%
17%
以上
中山13%
以下
11%~
15%
14%~
18%
17%
以上
東京19%
以下
17%~
21%
18%~
23%
20%
以上
中京14%
以下
12%~
16%
14%~
17%
16%
以上
京都13%
以下
11%~
14%
13%~
16%
14%
以上
阪神12%
以下
10%から13%12%~
14%
13%
以上
小倉10%
以下
8%~
12%
10%~
14%
12%
以上

◆ダートコースの含水率と馬場表記の早見表

場所稍重不良
全場9%
以下
7%~
13%
11%~
16%
14%
以上

芝コースの場合は各競馬場ごとに使われている芝が異なるため、それぞれ含水率の規定は異なります。

例えば、東京競馬場の良馬場基準は19%以下ですが、小倉競馬場の場合は10%以下です。

なお、ダートコースは表層に使われている砂の質に差がないため、一律同じ決まりとなっています。

芝コースは重馬場になるほどパワーが求められる

芝コースは良馬場ほど馬場が硬いので、スピードが出ます。

その反面、不良馬場に近づくにつれて時計がかかるようになります。

なぜ時計がかかるかというと、雨の影響で馬場が軟らかくなるからです。

軟らかい馬場はスピードが出にくい上、走るのにパワーが必要になるため、スピード型の馬よりもスタミナやパワーに長けた馬が活躍します。

ダートコースは重馬場になるほどスピードが出やすい

ダートコースの良馬場はぱさぱさに乾いていて脚が砂に深く刺さるため、脚抜きに力が要ります。

そのため、ダートの良馬場はスピードよりもパワーのほうが重要です。

ただし、稍重や重馬場になると馬場が水分を含んで硬くなるため、スピードが出やすくなります。

なお、不良馬場は状況に応じて変わり、馬場が硬い場合はレコードタイムも出ますが、あまりにも水分量を含んで泥田のようになると、良馬場以上に時計がかかるようになります。

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競馬の馬場指数とは?

競馬の馬場指数とは?

一部の競馬サイトや競馬新聞では独自の「馬場指数」というものを用いて馬場の状態を数値化しています。

馬場指数とは当日の馬場コンディションを数値化したもので、良馬場から不良馬場までの4段階の表記で表せない馬場の状態を知ることが可能です。

ある程度競馬に慣れている人なら周知の事実ですが、開催時期に応じて同じ良馬場でも時計が出るケースや出ないケースがあります。

芝コースの例でいうと、開幕週に近い馬場はレースの試行回数が少ないため、芝の痛みがありません。

そのため、時計は出やすいです。

ところが、何度もレースを行っていると次第に芝にぼこぼことした穴のような部分が増え、荒れてきます。

馬場が荒れると良馬場でも時計が出にくくなるため、開催後期になると時計が出にくくなるのです。

このように、馬場の傾向を追求し、数値化しているのが馬場指数の大きな特徴といえます。

馬場指数は大手競馬サイトの「netkeiba.com」やスピード指数で有名な「西田式スピード指数」で導入されていますが、どちらも有料です。

サイトによって数値の算出方法は異なりますし、なによりも有料ということで使いづらいです。

実際に馬場指数を活用している競馬ファンは少数であることからも分かるように、必ずしも馬場指数は予想に必要、というわけではありません。

どうしても馬場状態の詳細を知りたい人は、後述する馬場状態を速報するサイトを活用したほうが良いでしょう。

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競馬場の馬場状態を速報してくれるサイト2選

競馬場の馬場状態を速報してくれるサイト2選

競馬場では、馬場状態を良馬場から不良馬場の4段階で表示しています。

しかしながら、同じ良馬場でもパンパンに時計が出る場合もあれば、想像以上に時計がかかる場合もあります。

このような馬場状態は良馬場~不良馬場の4段階で表すことができません。

しかしながら、競馬場の馬場状態を速報し、馬場状態の詳細をまとめているサイトが存在しています。

ここからは、競馬場の馬場状態を速報してくれるサイトを2つ紹介します。

JRA公式サイト

JRAの公式サイトでは、開催競馬場の馬場状態や含水率の詳細を発表しています。

具体的には当日の天気や雨量、芝・ダートの馬場状態、芝のクッション値や含水率、芝コースの様子などを写真で掲載しています。

特に含水率は公式のものなので信頼できますし、無料でみられるのも大きいです。

なお、開催当日の馬場傾向は早朝に採取、検査したものを午前9時20分ごろに公開しています。

1レースが開始する30分前に当日の馬場状態が発表されるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ちなみに、馬場状態のページは下記の手順でアクセスできます。

パソコンサイトの場合
JRA公式サイトにアクセスする
②トップページ左上の「競馬メニュー」をクリック
③「今週の開催情報」欄にある「馬場状態」をクリック
スマートフォンサイトの場合
JRA公式サイトにアクセスする
②ページ右上にある「メニュー」をタップ
③「競馬メニュー」をタップ
④一番上にある「今週の開催情報」をタップ
⑤「馬場状態」をタップ

netkeiba.com

大手競馬サイトの「netkeiba.com」でも当日の馬場状態が確認できます。

netkeiba.comの場合はニュースの一貫として公開しており、

  • 開催競馬場のクッション値や含水率
  • 直近のレース結果を踏まえた独自の馬場傾向

などを発表しています。

好走するであろう馬の特徴をまとめているので、競馬初心者の方はnetkeiba.comのほうが使いやすいかもしれません。

無料で見ることができますし、朝5時台には馬場状態がまとめられているので、当日の馬場傾向が気になる方は参考にしやすいですよ。

netkeiba.comで馬場状態を見るにはページ上部の「ニュース」タグからアクセスすると確認できます。

ただし、netkeiba.comは新着ニュースの更新量が多くて馬場傾向の記事が埋もれてしまう場合があります。

その場合は、ページ中部にある「キーワードから探す」のすぐ下にある、「気になるキーワードを入力」の欄に「馬場状態」と入力して検索すると、当日の馬場がヒットするので活用してみてください。

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競馬の重馬場に強い馬の探し方4選

競馬の重馬場に強い馬の探し方4選

競馬は、当日の天気に応じて良馬場になるときもあれば重馬場になることもあります。

毎週競馬に触れている人は、良馬場だけではなく、重馬場で好走する馬のポイントも抑えなくてはなりません。

ここからは重馬場に強い馬の探し方を4つ紹介します。

重馬場に強い血統を選ぶ

1つ目のポイントは重馬場に強い血統を探すことです。

馬は「ブラッドスポーツ」と呼ばれるほど両親の特徴を受け継ぎやすい生き物です。

例えば、誰もが知っている名馬ディープインパクトは現役時代にキレのある末脚で数多くのレースを制覇しました。

そして、ディープインパクトの仔も父同様スピードや瞬発力に長けた馬が多いものの、重馬場やダートの活躍馬はそこまで多くありません。

ディープインパクトのように当日の馬場によって力を出し切れない馬も少なくないのです。

では、重馬場に強い血統を求めるにはどうしたらいいかというと、シンプルに産駒ごとの重馬場実績を見たうえで、成績のいい馬が重馬場巧者となります。

例えば、オールドファンには懐かしいステイゴールドの仔は重馬場巧者といわれています。

現役時代にステイゴールド自身が大きな怪我もなく、スタミナとパワーを活かした走りで7歳まで競走馬として全うしたのが理由といわれていますが、確かに、産駒で大きな怪我をした馬はあまり見かけません。

また、ステイゴールドの仔であるオルフェーヴルも種牡馬入りを果たしましたが、産駒のラッキーラーラックやエポカドーロ、ウシュバテソーロにメロディーレーンもタフな舞台で結果を残してきました。

このように、スタミナやパワーに定評のある馬の仔は重馬場でも強いです。

なお、重馬場に強い血統の探し方は下記の方法があります。

  • 「TARGET」などの競馬データベースソフトを利用
  • 血統ごとの成績をまとめているサイトを使う
  • 近走の産駒のレース結果から重馬場巧者を探す

この中ではTARGETなどのソフトを使うのがもっとも便利ですが、有料ソフトが多いです。

調べるのにお金をかけたくない人は、血統についてまとめているサイトや、近走成績から重馬場巧者を探してみてください。

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過去の戦績から重馬場巧者を探す

2つ目の方法は過去の戦績から重馬場巧者を探すことです。

ほとんどの出馬表には出走馬の重馬場成績が数値で表しています。

具体的には【a-b-c-d】といった表記で表しており、左から1着の回数、2着の回数、3着の回数、4着以下の回数をまとめているのです。

例えば、稍重馬場の成績が【1-2-1-1】で重馬場の成績が【3-0-0-0】の馬がいたとします。

その馬は過去に稍重馬場の舞台を5回走り、1着と3着、4着以下が1回ずつで2着が1回あったことを表しています。

同時に、重馬場は過去3回走ってすべて勝利しているので、この馬は典型的な重馬場巧者といえるでしょう。

逆に、好成績な馬でも重馬場における着外数が多い場合は重馬場を苦手としている可能性があるので、その場合は軽視すると良いです。

過去の戦績は、重馬場巧者を探すうえでもっとも手っ取り早い方法です。

時間もほとんどかからないので忙しい人におすすめしたい探し方といえます。

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重馬場で好走するにはメンタル面も重要

3つ目の方法はメンタルの強い馬を探すことです。

芝・ダートともに雨が降って馬場コンディションが悪化すると、走るたびに泥が高く舞い上がり、人馬ともに泥だらけになります。

また、重馬場コンディションは馬場が滑りやすくなるため、転倒する可能性も高くなります。

競走馬は500キロ近くあるため、転倒すると人馬ともに大怪我するリスクがあり、最悪予後不良(=亡くなる)こともあるのです。

汚れや転倒を恐れて本気を出さない馬もいますが、そういった馬が重馬場の舞台で勝ち抜くのは容易ではありません。

むしろ、重馬場で走りづらいコンディションでも負けない気持ちがある方が好走します。

重馬場は良馬場以上に競走馬のメンタルが重要になるのです。

なお、重馬場で好走するメンタルの強い馬を探す方法は、ひとつ上の見出しで取り上げた過去の戦績から探してみると良いでしょう。

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重馬場になるほど有利になる枠もある

4つ目の方法は、重馬場に適した枠を見抜くことです。

競馬場のコースは開催時期に応じて好走傾向が変化します。

最たる例を挙げると、開催最終週の芝コースのほとんどが内ラチ沿いは荒れていて外の方が伸びる傾向にあります。

2024年に京都競馬場で代替開催された宝塚記念は長く続いた京都開催の最終週でした。

この日の京都は雨の影響で重馬場コンディションで行われ、勝ったブローザホーンや2着のソールオリエンスは外ラチ沿いから突き抜けています。

対して、1番人気に支持されたドウデュースは他馬より内目から仕掛けましたが伸びきれず、6着まででした。

勝利したブローザホーンは8枠、2着のソールオリエンスは6枠でどちらも外枠を引いていたのに対し、ドウデュースは4枠だったので内よりの中枠です。

この宝塚記念のように、開催時期によっては内不利外有利になることもあるのです。

ダートコースに関しては、随時ダートの砂を慣らすため、芝ほど内ラチ沿いが荒れることはありません。

しかし、高知競馬や佐賀競馬のように内ラチ沿いの砂を意図して深くしている競馬場の場合、内枠を引いた馬は砂の深い箇所を走らざるを得ない場面があるため、好走率は低めです。

ところが、雨で重馬場になると内ラチ沿いの砂も硬くなるため、途端に好走率は跳ね上がります。

ダートコースも重馬場になることで枠の影響が変化する場合があるのです。

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競馬の馬場とは?まとめ

競馬の馬場とは?まとめ

競馬の馬場には大きく分けて良・稍重・重・不良の4種類があります。

コースの含水量に応じて表記が発表され、多くの馬券購入者は馬場傾向を見ながら好走馬を探すのです。

今回は馬場の基本的な情報をはじめ、読み方や指数、馬場速報が見られるサイトや馬場によって好走する馬の特徴をまとめました。

馬場状態をマスターすれば激走に期待できる穴馬を見つけられるかもしれません。

勝敗を大きく左右する馬場の知識を駆使して、馬券を当ててみてください!

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この記事を書いた人

競馬は奥深いギャンブルであり、楽しみ方は人それぞれです。私は、競馬ファン一人ひとりの楽しみ方に寄り添い、競馬の魅力を伝える記事を執筆していきたいと思っています。

<略歴>
・地方競馬新聞記者として10年間勤務
・競馬情報サイトの編集長として5年間勤務
・フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始
・現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている

目次