馬券を購入する上で魅力的なのは三連単です。
オッズも高くて破壊力があり、万馬券を狙いやすいのが特徴といえます。
どれだけ馬券を外し続けても、一発逆転を狙えるのが三連単となります。
三連単は的中率が低いので、三連単ボックスで賭けるのがおすすめです。
しかし三連単ボックスは、手を広げると買い目が多くなり、購入資金も増えてしまうという弱点があります。
そこで、この記事では三連単ボックスの点数やおすすめの買い方を解説していきます。
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三連単ボックスとは？メリットとデメリットを解説
破壊力のある三連単ですが、必然的に的中率は下がってしまうので、ボックス馬券で勝負したくなるものです。
まずは、三連単ボックスで賭ける際のメリットとデメリットを解説していきます。
三連単ボックスのメリット
三連単ボックスのメリットは的中率が上がることです。
予想した馬番が多ければ多いほど、的中しやすくなります。
三連単は正式には三連勝単式といって、1着→2着→3着を着順通りに的中させないといけません。
本命に予想した馬が3着に入っても、1着馬と2着馬を予想していれば的中となります。
三連単ボックスでは、人気馬を軸にしていても、2着や3着に入るだけ高配当が狙えます。
1番人気・2番人気・3番人気の組み合わせでも、万馬券を取れる可能性があるのは三連単の醍醐味といえるでしょう。
三連単の人気の買い方は流し馬券です。
勝つ確率の高い人気馬を1着固定で予想する方法や軸となる馬を1頭から2頭選び、着順関係なしに流す1頭マルチや2頭マルチの方法があります。
しかし、これらは組み合わせによっては的中とならず、悔しい思いをしてしまいがちです。その点ボックスにしておくことで、取りこぼしを防ぐことにつながります。
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三連単ボックスのデメリット
三連単ボックスにはデメリットもあります。
一番の懸念点は、買い目の点数が多くなることです。
どの馬も買いたいと思ってしまうと、点数が広くなってしまい、購入資金が増えてしまいます。
ちなみに6頭ボックスで120点にもなりますから、1点100円としても1万2千円となり、必然的に1万円を超える馬券購入金額となります。
ちなみに7頭ボックスの場合だと210点で2万1千円となるので、1頭増えるだけで100点近く買い目が増えることになります。
充分な資金がないと、買い目を増やすことは難しいでしょう。
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三連単ボックスはタテ目にならないのが特徴
三連単は、流しやフォーメーションでも予想することができます。
流しは先述した通り、軸馬を決める必要があり、確固たる本命馬がいるときにはある程度は的中しやすい馬券です。
一方でフォーメーションは着順をある程度固定する必要があります。
ボックス馬券だと、明らかに1着にはならないような馬でも買い目が必要です。
フォーメーションの場合だと、1着に3頭・2着に4頭・3着に5頭を選んでも三連単は27点となり、流し馬券よりも買い目が増えて、ボックスよりも着順を絞れます。
一瞬、フォーメーションの方がメリットは多そうに感じますが、競馬に絶対はありませんので、3着のみに選んだ馬が1着や2着に入るだけでも外れ馬券となります。
自分の本命馬が2着や3着になって、予想した馬が全部3着までに入ったとしても、タテ目となって外れる可能性があるものです。
流しやフォーメーションだと、買い目が漏れることもあるので注意が必要といえます。
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三連単ボックスとは？点数を解説
三連単ボックスの点数をみていきましょう。
三連単ボックスの購入資金がいくらになるか不安になる人もいるものです。
計算方法はそれほど難しいものではなく、スマホの電卓があれば十分です。
| 出走数 | 点数 |
| 3頭 | 6点 |
| 4頭 | 24点 |
| 5頭 | 60点 |
| 6頭 | 120点 |
| 7頭 | 210点 |
| 8頭 | 336点 |
| 9頭 | 504点 |
| 10頭 | 720点 |
| 11頭 | 990点 |
| 12頭 | 1320点 |
| 13頭 | 1716点 |
| 14頭 | 2184点 |
| 15頭 | 2730点 |
| 16頭 | 3360点 |
| 17頭 | 4080点 |
| 18頭 | 4896点 |
これらの計算方法は、予想頭数と1つ前の頭数、2つ前の頭数をかけることで計算できます。
たとえば、5頭ボックスの場合だと5×4×3＝60点となります。
ちなみに三連複の場合はこの計算に6を割りますので、5頭ボックスの場合は60÷6で10点買いです。
三連単ボックスというのは、予想頭数が増えるほど一気に買い目も増えているのが分かります。
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三連単ボックスとは？三連複との違いについて
三連単ボックスと似た意味合いを持つのが三連複です。
三連複は着順に関係なく、予想した馬が1着から3着の全てに入れば的中となります。
三連複ボックスの6倍の買い目が三連単ボックスとなるので、一見すると三連複ボックスの方がお得に感じます。
これは三連単3頭ボックスの場合だと、三連複は1つの買い目だけで済むからです。
もちろん、オッズは低くなってしまいます。
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予想した馬の人気にもよりますが、おおよそボックスの組み合わせで人気となる馬券の三分の一程度が三連複のオッズになります。
たとえば、馬番①→②→③の順で決着し、人気も馬番通りと仮定します。
オッズで三連単が30倍程度だとすると、三連複は9～10倍程度が予想されます。
これが③→②→①で決着すると、万馬券の可能性も出てくるわけです。
組み合わせによってもオッズが変わらないのが三連複となるので、人気馬が着順を下げると、
三連単で買っておけばよかった
と後悔する人もでてきます。
▼枠連ボックスという賭け方についてはこちら！
三連単ボックスのおすすめな買い方とポイント5選
闇雲に購入しても馬券金額ばかりが増えてしまい、あっという間に資金が底をついてしまいます。
そこで、三連単ボックスのおすすめな買い方とポイントをみていきましょう。
5頭ボックスで狙う
馬券的におすすめは三連単5頭ボックスです。
一般的な予想印は「◎〇▲△☆」と5頭を推奨するもので、ボックス馬券で予想するのにも理に適っています。
5頭ボックスは60点と100円ずつかけても6,000円で済みます。
これがもう1頭追加するだけで120点と12,000円にもなり、せっかく万馬券に近い高配当を出してもトリガミになる可能性が高くなります。
ちなみに7頭以上となると、もはや普通の万馬券では勝つことができません。
馬券で儲けるためには購入金額よりも上回る配当を得ないといけませんので、5頭ボックスが理想的となるのです。
また、買い方は人気馬を3頭選んでおき、穴馬を2頭選ぶことです。この組み合わせであれば、10万馬券の高配当も狙いやすいでしょう。
▼競馬の予想印の見方についてまとめました！
ガチガチの固いレースは避ける
人気馬同士の決着になりそうな、ガチガチの固いレースは避けるようにしましょう。
本命決着の場合、三連単ボックスになると馬券が的中しても配当は期待できません。
後述しますが、トリガミといって払戻金が購入金額を下回ると、馬券が的中しても損をしてしまいます。
G1レースでは、よく三強という言葉が使われます。
近年まれにみる三強が揃ったレースといえば、2020年のジャパンカップが思い出されます。
このレースは1番人気がアーモンドアイ、2番人気がコントレイル、3番人気がデアリングタクトと、現役最強馬と同年の三冠馬2頭が揃い踏みしました。
3番人気のデアリングタクトでさえ、単勝オッズは3.7倍というほどであり、人気通りに決着した三連単の配当は1,340円とかなりの低配当となっています。
この例は極端ですが、人気馬で決まりそうなレースは避けたほうが無難といえるでしょう。
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オッズでトリガミになっていないか確認
三連単ボックスで注意したいのは、オッズを事前に確認してトリガミになっていないか確認することです。
トリガミは回収率100%以下になることを指しており、馬券で損をしていることになります。
回収率は払戻金÷馬券購入資金で計算できますので、購入前にオッズで購入資金を上回っているか見ておきましょう。
三連単5頭ボックスの場合だと、最低でもオッズは60倍を超えていることが条件です。
オッズは変動するものなので、せめて70倍～80倍を目安にしておくとトリガミの心配はなくなります。
▼競馬のトリガミについて知りたいかたは以下の記事へGO！
荒れやすいレースを選択
ボックス馬券の醍醐味は荒れやすいレースでも的中しやすいことです。
人気が割れているレースは狙い目といえます。
単勝オッズが4倍台以上だと、どの馬にもチャンスがありそうな気配になっています。
ただ、単勝オッズが1倍台の人気馬がいるレースが荒れないかといえば、そうとは限りません。
2着や3着に人気薄の馬が入ることがあれば、超高配当も期待できるからです。
例えば、2017年の有馬記念ではG1を6勝して引退レースを迎えた王者キタサンブラックが、単勝1.9倍で断然人気となりました。
2着には8番人気のクイーズリングが入り、三連単は25,040円と高配当となっています。
3着には3番人気のシュヴァルグランが入っているので、そこまで大穴というわけではありません。
しかも、クイーズリングは有馬記念で有力の内枠で、鞍上はクリストフ・ルメール騎手であり、かなり美味しい馬券といえます。
オッズを事前にリサーチしておけば、まさに三連単5頭ボックスの醍醐味となったレースといえるでしょう。
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断然1番人気のいるレースは流し馬券
上記の例ではボックス馬券でトリガミになりませんでしたが、そもそもアーモンドアイやキタサンブラックのような断然１番人気がいる場合、ボックスよりも流し馬券のほうがおすすめです。
もちろん、取りこぼしもありますので、マルチ馬券にしておいて、断然1番人気が2着や3着でも的中するようにしておきましょう。
馬券の買い方は、三連単軸1頭マルチ5頭流しがおすすめです。
これだと相手を5頭選べるだけでなく、点数も60点と三連単5頭ボックスと同じ購入資金で済みます。
ちなみにキタサンブラックは勝率も高いですが、出走レースが多いので惜敗することもありました。
現に引退レースの前走であるジャパンカップでは1番人気ながら3着となり、三連単の配当は13,340円と万馬券を演出しています。
しかも、1着は5番人気で2着は2番人気と、人気馬の組み合わせでも十分元が取れています。
ただし、キタサンブラックが1着だった場合、トリガミになる可能性があったので、オッズの確認は十分注意するようにしましょう。
▼軸一頭マルチについてはこちらで詳しく解説しています！
三連単ボックスとは：まとめ
三連単ボックスのメリットは、流しやフォーメーションと違って取りこぼしがなくなることです。
もちろん、買い目が増えるので馬券購入資金が多く必要となります。
三連単は的中すると破壊力がありますので、ガチガチの本命決着でもない限り、ボックス馬券にして万馬券をゲットできる可能性は高くなります。
おすすめは5頭ボックスなので、トリガミにならないようオッズをしっかりチェックしておくようにしましょう。
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