名古屋競馬のコース・騎手の特徴や傾向は?予想方法と上手な馬券の買い方を徹底解説

名古屋競馬のコース・騎手の特徴や傾向は?予想方法と上手な馬券の買い方を徹底解説
馬の達人編集部 この記事の監修者 馬の達人編集部

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名古屋競馬というと、

  • 逃げ・先行有利
  • 荒れない

などのイメージを持っているのではないでしょうか。

名古屋競馬は2024年4月に、それまでの愛知県港区から弥富市に移転して大きく変わりました。

スタンドや場内が清潔になって、快適に競馬を楽しめるようになったのは嬉しい変化ですね。

その一方で、馬券が当たらなくなったというファンが多い印象です。

同じ馬、同じ騎手が参戦しているのに、当たらなくなった理由は何なのでしょうか。

馬場が新しくなり距離などが変化したことで、これまでやってきた馬券戦術が通用しなくなったのが一因だと考えられます。

そこでこの記事は新しい名古屋競馬の特徴と傾向を調査し、そこから導かれる攻略法を徹底解説します。

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目次

名古屋競馬のコースの特徴

名古屋競馬のコースの特徴

競馬の馬券を当てるためには、研究が欠かせませんよね。

馬や騎手はもちろん、競馬場のコースについても知っておいた方が、より精度の高い予想ができます。

2022年4月に移転した名古屋競馬は、一体どんなコースなのでしょうか。

旧競馬場との違いを比較して、攻略のヒントを探ってみましょう。

長い直線と広い幅員

出典:地方競馬情報サイト

名古屋競馬場は1周が1180mの右回りダートコースで、旧競馬場が1100mだったので80m長くなりました。

距離全体の変化は小さいのですが、大きく変わったのは直線距離と幅員です。

直線距離幅員
新競馬場240m30m
旧競馬場194m23m

旧競馬場では直線が短いため、逃げ・先行馬が圧倒的に有利でした。

そのため予想しやすく、また荒れることが少ない競馬場でもあったのです。

それが一気に240mまで伸びたため、新競馬場では差し馬が活躍できるようになりました。

また幅員が広くなり、コーナーで他馬に邪魔されにくくなったことも差し馬にとってはプラスですね。

このようなことから新旧競馬場は、全くの別物と考えて予想をした方が良いと考えます。

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スパイラルカーブを採用

コースの全体距離は20mしか変わらないのに、直線が46mも長くなりました。

旧競馬場コースの楕円形を上下から圧迫して、横に広げたのが新競馬場と言ったらわかりやすいでしょうか。

そうするとコーナーがきつくなってしまうため、新名古屋競馬場はスパイラルカーブを採用しました。

スパイラルカーブは、第3コーナーはゆるやかな曲線で、第4コーナーをきつくして作ったものです。

そうすることによって第3コーナーをスピードを緩めることなく進入できるので、差し馬のロングスパートが決まりやすくなります。

長い直線とスパイラルカーブは、逃げ・先行馬にとって厳しい変更となりました。

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1400mが新設

新旧競馬場のもう一つの大きな違いは、レースの距離です。

800mだったものが900m、1600mだったものが1700mなど100m延長されて行われるようになりました。

同様に1400mも1500mで実施されていたのですが、2024年の第1回名古屋競馬より1400mのレースも新設されました。

これは推測ですが、1400mを新設することで逃げ・先行馬の救済をしたのではないでしょうか。

逃げ・先行馬の有利な距離を設定することで、レースをより面白くする狙いが運営側にあったと考えられます。

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名古屋競馬の特徴を距離別に解説

名古屋競馬の特徴を距離別に解説

距離別のコース特徴を知ることは、馬券を予想する上で大事な手がかりになりますね。

2024年現在、名古屋競馬のレースの距離は全部で7種類です。

枠の有利不利や、どんな馬が適しているのかなどを距離別にまとめます。

名古屋競馬900mの特徴

名古屋競馬900mは、2歳戦で使用されることが多い距離です。

第2コーナーからスタートして長い向正面を走るため、枠の有利不利は考えなくてもいいでしょう。

スタートダッシュが大事で出遅れると取り返せないので、ゲートが上手な逃げ・先行馬がおすすめです。

パドックで入れ込んでるかというくらいの、元気な馬を狙ってみてください。

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名古屋競馬920mの特徴

古馬のレースで使用されるのが、920mのコースです。

第2コーナーの引き込みからスタートするため、900m戦と比べて最初の直線が20m長くなります。

それでも短距離であることに変わりないので、逃げ・先行馬がやや有利です。

過去の実績から予想しやすい距離なので、この距離を得意としている馬から狙ってみましょう。

名古屋競馬1400mの特徴

2024年第1回開催から新設(復活)された1400mは、第4コーナーを回りきったところがスタート地点です。

第1コーナーまでの距離がそれほどないので、逃げ・先行馬は思い切ってスタートダッシュを決められて有利になります。

内枠は外からの馬に包まれてしまう可能性があるので、外枠が若干有利な印象です。

1500m戦で勝ちきれない逃げ馬が、1400m戦に出走してきたら狙ってみましょう。

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名古屋競馬1500mの特徴

第4コーナーの引き込みからスタートするのが1500m戦です。

逃げ馬も含めて各馬とも、第1コーナーまではゆったりと進みます。

先行争いでバテてしまうのを防ぐためと思われますが、ここでの静かな攻防は見ごたえ十分です。

ペースが上がらなければ逃げ・先行馬が有利なので、どう読むかによって馬券の買い方が変わります。

1500m戦は過去のレース実績から、ペースを考えて馬券を買いましょう。

名古屋競馬1700mの特徴

1700m戦は第3コーナーの引き込みからスタートするため、内枠に入った逃げ馬は「買い」です。

外枠から先手を奪うのはなかなか難しく、中距離でありながら出遅れが致命的になります。

スタートしてすぐに第4コーナーの急カーブになるため、騎手の腕がより重要とも言えるでしょう。

上手な騎手を中心に予想を組み立てることをおすすめします。

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名古屋競馬2000mの特徴

2000m戦は、第2コーナー後の向正面からスタートしてコースを1周半します。

コーナーを6回通過するため、器用な馬が活躍することが多い印象です。

逃げ・先行馬がやや有利な傾向で、枠による有利不利は考えなくてもいいでしょう。

名古屋競馬2100mの特徴

920m戦と同じ第2コーナーの引き込みからスタートする2100m戦は、名古屋競馬の最長距離になります。

ペースはあまり早くならないので逃げ・先行馬が有利な感じもしますが、2周目の向正面から差し馬のロングスパートがよく決まる印象です。

逃げでも差しでもスタミナのある馬が有利なので、過去の実績をよく確認してみましょう。

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名古屋競馬の上手い騎手は?リーディングTOP5

名古屋競馬の上手い騎手は?リーディングTOP5

地方競馬は、騎手の巧拙がレース結果に大きく影響すると言われています。

そこで名古屋競馬で活躍している騎手、2024年1月〜7月までのリーディングベスト5を見ていきましょう。

結果としてベテランと若手のバランスが良く、活気のあるランキングとなりました。

第1位:岡部誠騎手

第1位は名古屋競馬の絶対王者、岡部誠騎手です。

岡部騎手は2004年に初めて名古屋競馬リーディングジョッキーになると、2023年までなんと17回も1位になっています。

新しい競馬場でも強さを発揮していることから、得意な戦法とかはなく変幻自在な乗り回しであることがわかります。

逃げ・差し何でもOKで連対率は脅威の40.6%、困ったときは岡部騎手の馬から馬券を買うと大きく負けることはないでしょう。

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第2位:塚本征吾騎手

第2位は、将来のリーディングジョッキーと言われている20歳の塚本征吾騎手です。

2023年の4位から上昇しており、積極的な騎乗が好感を持たれています。

しかしまだまだ荒削りな感じがあり、岡部騎手とは勝率・連対率ともに大きく離されています。

勝率連対率
岡部騎手22.5%40.6%
塚本騎手13.5%25.3%

より腕に磨きをかけて、近い将来岡部騎手を脅かす存在になってほしいですね。

第3位:加藤聡一騎手

第3位は28歳のイケメン、加藤聡一騎手です。

騎手は時に大きな怪我に直面する厳しい仕事なのに、優しく柔らかな顔立ちをしていて女性にも人気があります。

2021年から2023年にかけては、リーディング3位→4位→3位と堅実な成績です。

「甘い物が好き」とどこまでもチャーミングな加藤騎手を、ぜひ競馬場で応援してください。

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第4位:今井貴大騎手

第4位の今井貴大騎手は、35歳の中堅です。

2024年の収得賞金は岡部騎手に次いで第2位で、そのことからより格の高いレースで好走していることがわかります。

A級のレースで今井騎手が乗るときは、人気がなくても注意が必要ですね。

第5位:大畑慧悟騎手

第5位は顔立ちに初々しさの残る19歳、大畑慧悟騎手が入りました。

好きな騎乗法は「追い込み」だそうで、デビューしたのが逃げ・先行が圧倒的有利な旧競馬場でなくて良かったですね。

地方競馬で追い込みが好きという騎手はなかなかいません。

それでも大畑騎手が5位ということは、名古屋競馬は追い込みがある程度決まるという証拠だと感じます。

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名古屋競馬における予想と買い方のコツ5選

名古屋競馬における予想と買い方のコツ5選

コースや騎手の特徴や傾向を紹介してきましたが、名古屋競馬はどのように予想したらいいのでしょうか。

逃げ・先行重視なのか、差し・追い込みが決まるのか、予想の基準になるものを知りたいですよね。

ここでは、名古屋競馬における予想と買い方のコツを5つ紹介します。

詳細なクラス分けを把握する

地方競馬は、中央競馬に比べて多くのクラスに分けられています。

名古屋競馬はABCの「級」と123の「組」の組み合わせからなっていて、A1・C9などと表記されます。

級はA←B←Cという序列になっていて、C級よりもB級の方が格上です。

さらに級の下の組は1←2←3←4……の順序なので、B級の中でも5組より3組の方が上位となります。

特にC級は組が多く、C20なんてクラスもあるのです。

同じクラスで5着までに入って賞金が加算されると上位のクラスに上がり、逆に負け続けると下位に降級します。

中央のように1着でなくても昇級する仕組みのため、未勝利でもB級やA級に上がる可能性があるのです。

そのため予想する際は同じクラスに長くいる馬ではなく、直近で1着を取った勢いのある馬を中心に検討するようにしましょう。

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脚質は考えなくていい

差し馬でも勝機があるように改良された新競馬場ですが、実際の結果はどうなのでしょうか。

2024年7月23日から26日に行われた、第9回名古屋競馬の脚質別勝利数を調査しました。

各コーナーの通過順位を元に表示しています。

脚質1着回数
逃げ9回
先行16回
差し16回
追込7回

このように「逃げ・先行」「差し・追込」ほぼ同数という結果になり、改修の効果は存分に表れているようです。

距離によって若干の違いはありますが、今の名古屋競馬においては脚質はあまり考えなくても良いようですね。

馬券の予想は王道通りに、能力の高い馬を選ぶようにしましょう。

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砂情報に注意

名古屋競馬のホームページには、砂情報が掲載されています。

例えば2024年7月29日は、

「馬場砂補充整備実施/1コーナー付近から4ハロン棒付近まで」

とあります。

内側なのか外側なのかの情報はありませんが、それでも馬場のどの辺りに砂を補充したのかは重要です。

7月29日の補充整備は、1コーナーを使用しない900m戦では関係ありませんが、1400m・1500m戦では逃げ馬の体力温存に影響します。

砂を入れた直後は、パワーのある馬を優先して検討することが有効です。

砂情報は頻繁に更新されるので、一通り目を通すようにしましょう。

第4コーナーのコース取りに注目

幅員が広くなった名古屋競馬では、第4コーナーのコース取りが次走のレース予想をする上で重要です。

これは第4コーナーを何位で通過したかという順位ではなく、内を通ったのか外を回ったのかという位置のことです。

例えば差し馬が大外を回って差し切ったならその馬の能力はかなり高く、上のクラスでも十分活躍できると考えます。

また逃げて内をきれいに回って勝った馬は器用です。

次走以降、コーナーの多いコースで、さらに力を発揮する可能性が高くなります。

このように第4コーナーのコース取りに注目して、次走の予想に活かしていきましょう。

「競馬エース」を信頼しよう

「競馬エース」は名古屋競馬・笠松競馬の専門誌です。

地元密着で取材を続けているだけに、記事の内容に信憑性があります。

馬券が当たる当たらないは別にして、予想の立て方の根拠が明確なのです。

特に厩舎や調教を追いかけるトラックマンの目線は鋭く、馬券検討の参考になります。

名古屋競馬の勉強にもなる競馬エース、ぜひ手にとってみてください。

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名古屋競馬の特徴:まとめ

名古屋競馬の特徴:まとめ

名古屋競馬の特徴について解説してきました。

旧競馬場と比べて改善されたことの一つに、各騎手が思いきった騎乗が出来ていることが挙げられます。

スパイラルカーブを採用し幅員が広くなったため、コーナーで落馬する危険がだいぶ回避されているようです。

ファンも安心して迫力のあるレースが楽しめますね。

逃げ・先行馬有利のいわゆる「行った行った」の競馬は減り予想は難しくなりましたが、その分おもしろいレースが増えました。

稼げるチャンスが広がった名古屋競馬、しっかり研究して回収率アップを目指しましょう。

オンラインで競馬に賭けるなら、海外競馬など幅広いレースをカバーしている新クイーンカジノがおすすめです。

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この記事を書いた人

競馬は奥深いギャンブルであり、楽しみ方は人それぞれです。私は、競馬ファン一人ひとりの楽しみ方に寄り添い、競馬の魅力を伝える記事を執筆していきたいと思っています。

<略歴>
・地方競馬新聞記者として10年間勤務
・競馬情報サイトの編集長として5年間勤務
・フリーランスライターとして独立し、競馬関連の執筆活動を開始
・現在は、競馬情報サイトや雑誌への寄稿、競馬関連書籍の執筆などを行っている

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